いぶすきーの映画ぶろぐ

邦画を中心に、新旧問わずおもしろい映画・アニメをおすすしていきます^^
2010年10月11日

DARKER THAN BLACK -流星の双子-



DARKER THAN BLACK -流星の双子- 監督:岡村天斎

これはいいアニメです。
DVDがついに最終巻までレンタル開始しました。まだ観ていない方はぜひとも!!

突如東京に出現した謎の不可侵領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」。

それに呼応するかの様に世界中で「契約者」と呼ばれる特別な能力を持つ者たちが現れた。

ゲートの秘密を得ようとする各国の諜報機関は「契約者」を利用し、エージェントとして東京に送り込まれた彼らは異能の戦いを繰り広げる。

その果てに起きた未知の災厄「トーキョー・エクスプロージョン」より2年、冬のロシアを舞台に新たな物語が始まる。

ストーリーがずば抜けて素晴らしい。壮大なスケールで、これはハマります。

脚本が監督の岡村天斎に、ソラノヲト・コードギアス・マクロスFで有名な吉野弘幸、ローゼンメイデン・Fateの岡田麿里、特撮モノに強い大西信介、東のエデン・交響詩篇エウレカセヴンの菅正太郎・・・。なんとも豪華すぎるメンバーです。

音響効果もよく、戦闘シーンがかなりかっこいいです。声優陣も、花澤香菜さんをはじめ、素敵な方ばかりです。

主人公である「黒〈ヘイ〉」と、「蘇芳・パブリチェンコ」の二人の視点でストーリーが描かれ、それぞれの視点から展開していくので、立場の違った視点で物語を楽しむことができます。

まず、ステレオポニーが歌うオープニングテーマの 「ツキアカリのミチシルベ」が最高!アニメソングの中でも大好きな一曲で、歌詞がとてもいいです。



答えのない毎日が
ただ過ぎていく時間が
これから先どうなるのだろう?
わからない・・・

闇よりも深い夜の
孤独に惑わされてた

だれかに今気づいてほしい
ここから逃げ出したいから・・・

ツキアカリのミチシルベ ステレオポニー 歌詞情報 - goo 音楽


もう歌詞が切ないというか、”子どもから大人へ成長する葛藤”が伝わってきます。

そして、主人公である蘇芳・パブリチェンコ(すおう)が、親友のターニャが”契約者”になり、事件に巻き込まれていきます。

この、巻き込まれることと、事件の疑問(謎)からスタートするところがいいですね。



すおうは、まだ13歳で、写真を撮ることが趣味で明るく活発な性格で、平凡な日常を暮らしています。

紫苑から「お守り」であるペンダント(流星核)を託され、黒〈ヘイ〉と出会います。

続いて、親友のターニャがかつての恋人であったニカを殺します・・・

そして、契約者として覚醒します。この、親友の契約者としての合理性を帯びた殺人と友達の死
が、彼女を契約者へと導きます。



契約者となった彼女ですが、同じく契約者である黒〈ヘイ〉と衝突を繰り返します。

ところが、困難な旅と戦闘を共に経験するにつれて、徐々にその気持ちも変化していきます。

ラストに近づくと、その残酷なまでの事実が襲うわけです・・・。

それでも彼女は自らの運命と対峙し、責務を果たそうとします。



ラストシーンの、星がひとつ違えば、別の日常があったかもしれないという描写が涙を誘います。

思うに、特にモラトリアム期にある若年層や、仕事に葛藤する人は共感するかもしれません。

子どもから大人への階段は唐突に訪れ、激しい波や壁に苛まされます。

合理性と感情の狭間を行き来しながら、もし、別の人生や別の星に生まれていたら・・・と、思うこともあるはず。

そんな想いに浸れる、素晴らしい作品でした。おすすめです^^

Posted by いぶすきー at 02:03 アニメ(TVシリーズ)コメント(0)
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プロフィール
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いぶすきー
【自己紹介】はじめまして、いぶすきー(指宿)といいます。神戸で、WEB関係の会社でディレクター兼カメラマンとして働いています。愛知県、三重県、富山県、京都、神戸と各地を転々としています。

【趣味】映画・漫画・アニメ・読書・旅行です。
自転車で北海道から富士山を縦断したことがあります。

おもしろいものを広めていきたいと思い始めました。
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