いぶすきーの映画ぶろぐ

邦画を中心に、新旧問わずおもしろい映画・アニメをおすすしていきます^^
2010年12月31日

2010年、映画個人的にベスト5!



http://kitchenstudio.biz/generator/kontape/

今年も残すところあとわずかとなりました。

2010年、たくさんのいい映画に出会うことが出来て楽しい一年となりました。

そこで、一年を振り返りながら、今年のベスト5をご紹介します。


【2010年映画ランキング】いぶすきーの映画ぶろぐ的なベスト5

1位

「アウトレイジ」監督:北野武

http://ibusuki.ko-co.jp/e94970.html

北野武作品は「その男凶暴につき」の初期作品から全て観てきているので、やはり新作としても暴力映画への原点回帰という意味でも一押しです。映画を誰と観るかにもよるかもしれませんが、個人的な視聴に限っていえば、これほどまでに心を揺さぶられる暴力を暴力として描く、映画としても監督としての生き様に大いに刺激を受けました。

2位

「借りぐらしのアリエッティ」監督:米林宏昌

http://ibusuki.ko-co.jp/e100291.html


スタジオジブリとして宮崎駿以外でこれだけの完成度を持った作品が登場したことに大いに期待したいところです。宮崎駿のDNAを受け継ぎつつ、米林宏昌としての世界観として昇華できている点は評価に値します。同時期に公開されたトイ・ストーリー3もおすすめしたいのですが、日本人としてジャパニメーションを推薦したいというこでランクインです(笑)

3位

「空気人形」監督:是枝裕和

http://ibusuki.ko-co.jp/e90707.html

是枝監督も大ファンで、ドキュメンタリーとしてのキャリアから来る社会批評性の高い作品は考えさせられるものばかりです。私は、この”考えさせられる”という点を非常に大事にしていまして、思考の余地を残した作品ほど、邦画作品の醍醐味ではないかと考えているのです。エンターテイメントとして正解をひとつに絞るのではなく、複眼的な視点を観る者に与えてくれるということは、映画を鑑賞するという環境だからこそ、より視覚からダイレクトに届けることができると思います。

4位

「ディアドクター」監督:西川美和
http://ibusuki.ko-co.jp/e90549.html

今、一番邦画界で制作費が集まる監督として名高い西川美和監督。ここで4位にしたのは、元々先にあげた是枝監督の助監督としてのキャリアがあるので、一応ランクでは是枝監督の下にしておこうという配慮でもあります(笑)いやしかし、映画館スタッフが選ぶランキングでも上位に入っていますし、今年の邦画で文句なくおもしろいヒットメイカーです。

5位

「ソラニン」監督:三木孝浩

http://ibusuki.ko-co.jp/e109838.html

5位には非常に悩みました。個人的に「サイタマノラッパー」や「ボーイズオンザラン」なども捨てがたかったのですが、浅野いにお原作マンガの映像化ということでランクイン。浅野いにおのマンガはデビュー作である「素晴らしい世界」からの大ファンであるのですが、映像化にあたってぜひともこちらの初期作品をはじめ、「世界の終わりと夜明け前」「おやすみプンプン」なども手に取ってもらえる機会があればと思います。

2011年も、さらにいい作品に出会えることを願いつつ、いいものをお伝えしていければと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします。

いぶすきーの映画ぶろぐ いぶすきーより

Posted by いぶすきー at 23:25 個人的ベストコメント(2)
2010年12月28日

恋愛寫眞

「死んだはずの彼女から手紙が届いた」




「恋愛寫眞」 監督:堤幸彦

映画が人生に与える影響というのは大きい気がします。
僕は大学時代に写真を始めて、かれこれ今でも写真を続けています。

そんな私が、写真を続けてる理由といいますか、写真を撮る衝動に駆られるのがこの作品です。

映画を観て、憧れて・・・まさにそんな感じです(笑)

一時期は、どこへ行くのにもカメラをぶら下げて…おもしろいものをみつけてはシャッターを押していました。

そういえば、就職活動中も、スーツを着ながらカメラ持っていましたね(笑)

面接で「何でカメラ持っているの?」

と聞かれて

私は「いつ、おもしろいものが撮れるかわからないので!」

と、元気よく応えてあっさり落ちてしまったのもいい思い出です(笑)

【ストーリー】

カメラマン誠人(松田龍平)の元に、死んだはずの元恋人・静流(広末涼子)からニューヨークの消印で手紙が届く。

ニューヨークで死んだと言われていた彼女から、なぜ、手紙が?

3年前、2人は一緒に暮らしていた。

誠人の影響で静流もカメラを持つようになった。

ふとした哀しいきっかけで別れてしまった2人だが、静流は、今でも忘れられないほど、誠人の心に鮮烈な印象を残していた。

誠人は、彼女を探しにニューヨークへと旅立つ。広いニューヨーク。静流が送ってきた写真の中の風景だけを手がかりに、誠人は歩き回る。

旅の途中、牧師のカシアス、静流の友達でダンサー志望のアヤ(小池栄子)に出会い、彼らの力を借りて次第に静流の影に近づいていく。

しかし、いく手には、思いがけない真実が待っていた。誠人と静流は再び会うことができるのか。誠人がかつて言えなかった言葉は、彼女に伝わるのか…。


監督は「ケイゾク」、「TRICK」、「池袋ウエストゲートパーク」、「溺れる魚」で有名な堤幸彦。

作中のフォトグラファーは斉藤清貴。

後半の展開は残念ですが、とにかく前半だけでも観る価値はあります。

何度も観かえしているのですが、いつも中盤辺りでおわります(笑)

後に、コラボレーションの形で、市川拓司によって執筆された小説が『恋愛寫眞 もうひとつの物語』です。

この小説は『ただ、君を愛してる』の題名で、玉木宏、宮崎あおいの主演によって映画化されています。

こちらをご覧になったことがある方も多いはずです。

一昔前に、映画の影響でデジタル一眼レフカメラが爆発的に売れ出したことも記憶に新しいですね。

久しぶりに写真でも撮りに出掛けようかなぁと思います。

よろしければ、ご覧下さい↓

【Colorful】写真:指宿慎一郎
http://fotologue.jp/ibusuki/



Posted by いぶすきー at 23:56 映画コメント(2)
2010年12月25日

8月のクリスマス

君は神様がくれた、最高のプレゼントでした



「8月のクリスマス」監督:長崎俊一

地方都市で古ぼけた写真館を営む寿俊(山崎まさよし)は、病に冒され余命幾ばくもない運命であった。

ある日彼の写真館に、小学校の臨時教員・由紀子(関めぐみ)が飛び込んできたことから、彼の毎日が変わり始める。

今日は12月25日、クリスマスですね。

昨日、レンタルビデオ店に立ち寄って、ふと、クリスマスに観たい映画って何だろうなぁと思いました。

そこで、おすすめしたいのがこの作品です。

元々、ホ・ジノ監督の韓国映画「八月のクリスマス」の日本版リメイク映画。

リメイクということで、元の韓国映画の方が好きですでに観ておられる方は、まずは比較しないで観るのがいいかと思います。どうしても、リメイクというと比べがちですが、比較してよくなるということはあまりなく、むしろ、かえって素直に楽しめないように思います。

本作の一番好きなところは、人生の終焉を自覚しながらも、愛する女性との出会いで、少しだけ日常に希望を見出しながら、淡々とストーリーが進んでいく演出です。

クリスマスというと、どうしても派手なイメージが強いですが、この映画では非常にゆっくりと、静かに時が流れていきます。

特に派手な恋愛や性描写はなく、雨の日にそっと寄り添ったり、学校の体育館でバスケットをしたり、年齢の差の中で、お互いの関係を分かちあいながら関係を深めていく様子は心あたたまります。

主演の山崎まさよしの演技はとてもよく、関めぐみの振る舞いも抜群にいい。

撮影場所が富山県高岡市なのですが、地方都市の暮らしとはとても静かでゆっくりとしたものです。

富山県に住んでいたり、行ったことがある方なら、撮影場所に想いをシンクロさせながら楽しめるかもしれません。

家でゆっくり、落ち着いて観るのにおすすめです。

Posted by いぶすきー at 13:51 映画コメント(3)
2010年12月22日

マイブーム

最近、私のマイブームは豚汁です(笑)



すでにお気づきかもしれないが、今日の日記は映画もアニメも関係なく、単に最近自分の中で豚汁が流行っているので、豚汁の魅力を語るだけのものです。

まず、豚汁の最大の魅力は、あったかさです。

冬になると肌寒くなり、どうしてもあったかいものが食べたくなります。

さらに、偏食&多品種少量セレクト型の食生活を好む私は、うどんやそば、お鍋など、大きなあったかいものにはどうしても抵抗があるのです。

そこで、提案したいのが豚汁です(笑)

おにぎりやちょっとした食べ物と一緒に、あったかい豚汁。

僕がよく利用するのは、コンビニやスーパーに売っているカップタイプのものか、吉野家の豚汁、定食屋の豚汁定食が主な豚汁カテゴリーです。

豚汁の具にもこだわりがあり、メインである豚に加えて、大根、こんにゃく、にんじん、ごぼう、サトイモなどの脇役陣のセレクトにも注意しています。

すでにくだらないことを書いているなぁと自覚していますが、もうしばらく続けます。

話は脱線して、そもそもマイブームって何だろう?という疑問がうまれ

色々調べてみたら、みうらじゅんさんの造語だったのですね。

マイブーム(my boom)はみうらによる造語である。「my」と「boom」を組み合わせた和製英語で「自分の中だけではやっている物や出来事」といった意味で使用される。みうらのマイブームのルーツは小学生時代にさかのぼる。小学校の社会科見学で奈良・京都の寺院を見学してから仏像に興味を持ちはじめ、寺院で配布されているパンフレットの仏像の写真を切り抜き仏像の感想を沿えスクラップにしていた。この仏像ブームがみうらの人生初のマイブームとなった。この言葉は「大ブーム」に語感が似ていることから思いついたという。

1994年に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した際に発言したのを機に、その語感の良さもあって一般に広まっていった。そして1997年に新語・流行語大賞で表彰された。同賞を受賞した言葉は、一般的にマスコミが多用する例はあるもののマスコミ外で流行したとは言い難いものがほとんどであり、その年限りの一過性に終わり死語と化すことも多い。その中で、「マイブーム」はマスコミ外でも広く使われており、受賞後も廃れることなく使用され続け、遂には2008年1月に発売された『広辞苑第六版』にも掲載されている珍しい例といえる。(一方、2006年に彩図社より発売された『死語大全』にも掲載されており、みうら本人はダブル受賞だと喜んでいる。)

みうら自身はマイブームを「自分だけのブームだけで終わらせず他人に広めること」としており、彼が注目した事柄は自身が出演する番組や著作などの形で面白おかしく紹介している。またそれらを世間に広める際は、みうらが考案した造語を用いる。



それにしても、マイブームという文化はいいですね。

仕事でもなく、趣味でもなく、マイブーム。

気軽に話せるネタとして、マイブームを持っているといいかもしれません。

私の趣味となると、写真、映画、アニメ、漫画、読書、音楽、服など、趣味があえばいいですが、合わないときもあります。

そんな時、マイブームが会話のネタになっていいかもしれませんね。
Posted by いぶすきー at 13:00 日記コメント(6)
2010年12月14日

手紙



京都の友人から手紙が届きました。
大学時代に知り合い、週一でいつもお世話になっています。

僕は現在、いわゆるウェブ業界に身を置いているので、アナログの手書きで書かれた手紙というものがえらく新鮮に感じてしまいます。

中にはなぜか綿棒が入っていたので、昨晩使ってみました。

1人暮らしをしていると、どうしても家にいる時間が多いです。
家に帰ってもさしてサプライズもないので、突然きた手紙というのは嬉しいものです。



誕生日に、会社の方からもらった大根が芽を出していました。
植物を育てるというのはいいなぁと思います。
喧騒とした日々の中で、時間の経過を実感させてくれるものです。

なんとなく、ブログを書きたくなったので書いてみました。
そういえば、日本は世界一のブログ大国のようです。
何かを書きたい、伝えたいという気持ちを忘れずに、これからもつらつらと書いていきたいものです。

日頃の感謝を込めて、読者の皆様に読者プレゼントです。





いぶすきーの待ち受け画像(笑)
先行配信、限定100名様です。

って、どうやって限定にしましょうか。
うーむ。笑

待ち受け提示で、いぶすきーから素敵な特典があるかもしれませんよ。
抱っこしてあげます。

おわり
Posted by いぶすきー at 13:01 日記コメント(0)
2010年12月13日

スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった。

「スラムドッグ$ミリオネア」 監督:ダニー・ボイル



『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が手掛けた社会派エンタテインメント。

トロント国際映画祭で最高賞<最優秀観客賞>を受賞したのを皮切りに、世界中の映画祭で賞を総なめ。

ある大阪で開催されたセミナーにて、経営者の方が非常に影響を受けた作品であるということで観てみました。率直な感想として、ストーリー展開もよく、映像表現も美しい、エンターテイメントとして非常におもしかったです。観終わった後、爽快な鑑賞感でした。

インドの大都市ムンバイの中にある世界最大規模のスラム、ダーラーヴィー地区で生まれ育った少年ジャマールは、テレビの人気クイズ番組(日本版『クイズ$ミリオネア』)に出演する。



そこでジャマールは数々の問題を正解していき、ついに最後の1問にまで到達した。

しかし、無学であるはずの彼がクイズに勝ち進んでいったために、不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。

そこで彼が語った、生い立ちとその背景とは…。



予告編のコピーに 「駆け抜けた人生の途中にヒントがあった」という言葉があり、まさに人生の中に、達成すべきゴールへのヒントが内在されている、ということを感じました。

主人公はスラム街で生まれ育ち、決して恵まれていません。
しかも、同じ環境で育った兄は、最終的に非望の死を遂げてしまいます。

愛するラティカという少女に想いを馳せ、日々を生きていれば、どこかで希望の光はやってくる。
そんなメッセージを感じます。



序盤での彼の生い立ちに触れ、世界には窮地に陥っている人々がたくさんいることを知る。
その中で、狭い世界の中にも、策略家によって盲目にされる悲惨な運命を辿る少年もいれば、主人公のように運命を変えるために外へ飛び出す道もある。

人生とは、運命なのかもしれない。
それでも、運命は自らの選択によって、変えることができるのかもしれない。



映画というエンターテイメントで、人の環境や運命に対して、真っ向から肯定的に仕上げた傑作です。



Posted by いぶすきー at 13:00 映画コメント(1)
2010年12月13日

ルミナリエ撮影





今日はルミナリエを撮影しに行きました。

日曜日ということで、かなりの人だかりでした。

使用しているカメラは長年愛用しているCANONのX2。

初級・中級者向けですが、人物のスナップ(特にお子様など)が多いので、ボディの軽さが非常に魅力的です。

さて、今回、イルミネーションの撮影ということでしたが、撮影におこまりのご家族やカップルの方が多かったように思えます。

そこで、僭越ながら、備忘録もかねて、撮影日記として振り返っていきます。

まず、夜景の撮影の際に大事なことは二点だなぁ、と。

①何を撮影したいか決める

→夜景の”風景”を撮影したいのか、その場所で”記念撮影(人物)”をしたいのか決めた方がいいですね。

夜景だけであれば、フラッシュなしで絞り(F値)を開放すれば綺麗な写真が撮れます。

人物を撮るのあれば、夜景モードや夜景ポートレートを使います。

僕は作品撮り寄りなので、フラッシュはあまり使いたくないのですが、夜の人物にはフラッシュが必須でした。

ちなみに、アップしている写真はフラッシュなしです。

②カメラの機能を理解し、最適な環境を

→撮影するものが決まったら、カメラの機能を活かして撮影します。

カメラによって、機能は異なりますが、だいたいのカメラに夜景モードは搭載しています。

夜景モードか、夜景ポートレートに設定したら、背景になるポイントを選びます。

ここで、注意するのは、人物とカメラを出来る限り近づけることです。

フラッシュの光が届く距離は、案外狭いからです。

あと、手ブレには十分気をつけたいものです。

ただ、三脚を用意したのですが、人ごみのおかげであまり使えませんでした。

臨機応変に、その場その場で対応していくのがいいですね。

と、一応書いてみましたが、やはり風景写真や記念撮影より、自分の感性で色々撮影するのが楽しいのです。

実は、個人的になかなかいいショットが一枚あったので、許可が出たら皆さんに公開したいと思います。

そうそう、フォトログというサイトで、個人の写真を載せていますので、もしよろしければご覧ください。

スペインで撮影した作品を新作としてアップしております。

http://fotologue.jp/ibusuki

Posted by いぶすきー at 01:34 撮影日記コメント(0)
2010年12月09日

イヴの時間 劇場版

未来、たぶん日本―――。




「イヴの時間」 劇場版 監督:吉浦康裕


ロボットが実用されて久しく、 アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。
新時代のアニメーションとして一見の価値のある作品。




ロボット倫理委員会の影響で、人々はアンドロイドを“家電”として扱う事が社会常識となっていた時代。

頭上にあるリング以外は人間と全く変わらない外見により、必要以上にアンドロイドに入れ込む若者が現れた。

彼らは“ドリ系”(※Android Holic=アンドロイド精神依存症)と呼ばれ、社会問題とされるほどである。

高校生のリクオも幼少の頃からの教育によってアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用していた。

ある時、リクオは自家用アンドロイドのサミィの行動記録に「** Are you enjoying the time of EVE? **」という不審な文字列が含まれている事に気付く。



行動記録を頼りに親友のマサキとともにたどり着いた先は、「当店内では、人間とロボットの区別をしません」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」だった・・・


個人的には観てよかったーというのが率直な感想。
欲をいえば、もう少しストーリーが動的な方が好きではある。

賛否両論、といいたいところだが、どちらかというと賛の割合が多いという予想。
新海誠作品、細田守作品、神山健治作品辺りを追いかけている層におすすめしたい。

まず、スタートは2008年8月~2009年9月 Yahoo! (GyaO!)動画、ニコニコ動画での配信。

約2カ月間隔で全6話をが配信されたオリジナル版は、口コミで話題を呼び、累計視聴数は300万回を超え、アニメファンの話題に。アマゾンで販売したシリーズも見事に完売。

その後、東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品。
「サマーウォーズ」、「東のエデン」と並び、「イヴの時間」が東京アニメアワード優秀賞を受賞。

一気に新世紀のアニメーション界へのスターダムへと上り詰めた。

それを支えるのは、アニメーション制作の裏側と、作品の世界観ではないだろうか。

制作については以下のリンクより詳しくみていただける。

「イヴの時間」プロデューサーが語る、新時代のアニメ産業論
http://ascii.jp/elem/000/000/509/509054/

新時代のクリエイターの輩出には、それを支えるスタッフたちがいることを強調しておきたい。
特に、制作資金を自社で集め、コアなファンを獲得した後に、劇場版公開へと踏み切ったプロセスは興味深い。

続いて、作品の世界観。
いあわゆる、ロボットアニメものという位置づけになるとは思うが、機械との向き合い方という命題に、真正面から挑んでいる。
ここで特筆したいのは、機械と人間の関係性において、ステレオタイプな否定派の理論を巧みに描き、現代の情報操作が蔓延するマスメディアのジャーナリズムに対して、批評的視点を与えてくれるところだ。

やや難しい表現になったが、詳しくはアニメ!アニメ!によるインタビューを参考にしていただきたい。



AA ロボットについていえば、作品の中でナギさんたちは、アンドロイドも人間らしくあるように考えているのかと思えましたが。

吉浦 必ずしも「人間らしく」というわけでないんですが…。あの社会は、ロボットを少しでも擬人化してしまうのは恥ずかしいことだという極端な価値観が蔓延している世界です。ロボットはステレオタイプなロボットらしくあらねばならない、ということですね。
でもロボットは別に人間になりたいわけでも人間の権利を奪おうとしているわけでもなくて、ただ人間のために尽くしたいだけなんです。人間と同一視する必要はない、ただ違う存在として当たり前に認める、このスタンスが最も自然だと思います。

AA あれを見ながらあまりロボットと人間が仲良くし過ぎると、ロボットは結局年を取らないし、やはりそこで混乱が起きるんじゃないかと思いました。倫理委員会には正しい側面もあるかなと感じました。

吉浦 もちろん、倫理委員会については、「これはこれで一理あるよな」と常に書いていました。ただ主張内容はどうあれ、倫理委会はロボットと過度に接するのはかっこ悪いという風潮をあおって、あのような状況を情報操作で作り出している一面があります。そのやり方は不健全だと思いますね。

AA ロボットに入れ込んでいるドリ系と言われている人と、現代のオタクというのは重なるものなのかなとも思いました。

吉浦 それは少し意識しました。でも「ロボットに人間らしさを見出す」というのは、それだけで多種多様な状況があるはずなんですよね。
例えば着せ替え人形にして、かわいい服を着せて一緒に腕を組んで歩く人もいれば、一方で独居老人が話す相手がいなくて、それで心の支えにする場合もあるんです。けれども、ドリ系という言葉は、そういった様々な状況をひとくくりにまとめちゃう言葉なんだと思います。画一的なネガティブイメージを押し付けて。



アニメ!アニメ!『イヴの時間 劇場版』吉浦康裕監督インタビュー
http://www.animeanime.jp/interview/eve1.html

例えば、非実在青少年規制や近年のTV番組での批判的なオタク特集(バン○シャなど)にあるような、マスメディアの情報操作によって、非常に偏った理論がまかり通ってしまっているように思える。まさに、監督のいう押しつけである。

しかし、ここで結論を急いでしまうが、私が強調したいのは、単にマスメディア=悪者という逆説的な否定派を支持しているわけでもない。
ロボットと人間の間に、感情が生まれるというのは、それぞれ何らかの事情があり、その事実にいいも悪いもない。
ただ、そこには何らかの理由や背景が存在し、その先にあるものに、想像力をかき立ててくれるということだ。

これらのメッセージを、作中のキャラたちの巧みなボケ&つっこみなど、エンターテイメントとして見事に表現できているという点が素晴らしい。個人的にはおすすめしたい作品である。次回作があるならぜひとも観に行きたい。

●スタッフ
原作・脚本・監督:吉浦康裕(「水のコトバ」「ペイル・コクーン」)
キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介
音楽:岡田徹
アニメーション制作:スタジオ六花
制作:ディレクションズ

リクオ:福山潤
マサキ:野島健児
サミィ:田中理恵
ナギ:佐藤利奈
アキコ:ゆかな
コージ:中尾みち雄
リナ:伊藤美紀
チエ:沢城みゆき
シメイ:清川元夢
セトロ:杉田智和
芦森博士:山口由里子
ナオコ:水谷優子


Posted by いぶすきー at 13:24 劇場版アニメコメント(4)
2010年12月06日

トイ・ストーリー3



さよならなんて、言えないよ…




「トイ・ストーリー3」監督:リー・アンクリッチ

ご存知「トイ・ストーリー」シリーズ第三部目。
日本では「借りぐらしのアリエッティ」と並んで公開されて話題になりましたね。
こちらを参考に↓宣伝(笑)
いぶすきーの映画ぶろぐ「借りぐらしのアリエッティ」
http://ibusuki.ko-co.jp/e100291.html

日本興収100億円突破、全世界興行収入 10億ドル突破。世界歴代興行収入で第5位、アニメーションとしては2010年8月初め、『シュレック2』を抜いて1位となったそう。正直、この数字には納得の傑作です。
最近レンタルになったので、早速借りました。
1・2ともちろん観ていましが、本当にいくつになっても大好きなシリーズ。
おもちゃたちそれぞれの想い、持ち主との思い出、全体のストーリーの面白さ、どれをとっても最高!




第1作目から10年後。おもちゃ達の持ち主であるアンディは17歳になっていて、おもちゃと遊ぶことからは卒業している。そして、もうすぐ大学に進学しようとしている。アンディは引っ越しに際して、長年のお気に入りだったカウボーイ人形のウッディだけを持っていき、アクション人形のバズをはじめとする他のおもちゃたちを屋根裏にしまうことを決めた。

この辺りのエピローグで、すでに感涙してしまいます(笑)
特に、最近節目を迎えた方であれば共感できること間違いなしです。

ところが、屋根裏行きのおもちゃ達が手違いでゴミに出されるという事件が起こる。危ういところで難を逃れたおもちゃたちは、アンディに「ガラクタだ」と言われたことにショックを受け、捨てられたと思い込み、地元の託児施設へ寄付されるおもちゃたちの段ボールに自ら入り込んだ。託児所「サニーサイド」のおもちゃたちに歓待を受けたバズたちは留まることを決意し、仲間を説得するために同行したウッディは諦めて去ってゆく。

ディズニーの脚本の絶妙さというか、王道を突き進むなぁと関心。
おもちゃたちの思い違いが、後の事件へのきっかけとなってストーリーは急展開を迎えます。

新入りのバズたちに割り当てられたのは、おもちゃを乱暴に扱う年少の子供たちが集う部屋だった。「サニーサイド」が強い人間不信を抱えるぬいぐるみのロッツォによっておもちゃの牢獄と化していることを知ったウッディは、仲間を救うために帰ってきた…

サニーサイドの住人たちは、圧倒的な悪としての存在感を放ちます。さらに、ここで重要なのは、悪にも、悪なりの道理というか、事情があったということをきちんと描写していることです。

その上で、悪が悪としての役割が成立し、観客は安心して視聴することができるのでないでしょうか。

最終的に、アンディが選んだ道というか、結末が素晴らしかった。仲間と、ずっと一緒。今期のアニメーションのひとつの大きなムーブメントのように感じます。

そういえば、途中で『となりのトトロ』のトトロが出演するシーンにびっくり。



理由は、ジブリとピクサーが長年の付き合いで、宮崎駿監督がおもちゃでならと、出演を許諾したらしいです。なんというか、こういう遊び心というか、ボーダレスな演出もいいですねよね。アニメーションに国境なんて関係ない!そんなメッセージも感じるところであります。

観終わった後、ふと、昔忘れていた大切なものを思い出させてくれる、素敵な映画です

そういえば、小学生の頃、当時の友達と映画館に観に行ったことを思い出しました。
久しぶりに、連絡でもしてみようかな、と思ったり。
昔大事にしていたおもちゃのことを思い出して、押入れをのぞいてみたり。

1人で観ても、家族で観てもおすすめ。
ぜひ、一度観てみて欲しい作品です。

Posted by いぶすきー at 01:17 劇場版アニメコメント(0)
2010年12月01日

アニメーション神戸に行ってきました。

前回の日記でも書きましたが、アニメーション神戸に行ってきました。

続きはツイッターで!と書きましたが、よく考えたらツイッターだと更新されて続きがみれないですよね(笑)

実は、今の会社に招待状が来ていたので、とてもいい機会だと思って行ってきました。

早速、内容を書いていこうと思ったのですが、いつもみているアニメ!アニメ!の中で紹介されていました!




第15回アニメーション神戸 「けいおん!」の山田監督も アニメ!アニメ!より
http://animeanime.jp/report/archives/2010/11/15_1.html

というわけで、参加した感想などを書き残していこうと思います。

まず、一番嬉しかったのは、最前線で活躍するクリエイターの方々の声を生で聞けたことです。

はじめに、サマーウォーズ・時をかける少女などでおなじみ、個人賞に細田守監督。
トークショーでおっしゃっていた”家族”をテーマに、いかにエンターテイメントの力で肯定できるか、ということにチャレンジしたというお話が印象的でした。

昔ブログでも書いています。
http://ibusuki.ko-co.jp/e85432.html

作品賞・劇場部門に『涼宮ハルヒの消失』。
この受賞には思わず納得!!
劇場で後輩たちと一緒に観に行ったことを思い出しました(笑)
原作ファンとして、消失回をあそこまで忠実に映像化してくれたのは感激でした。

作品賞・テレビ部門に『けいおん!!』。
最近ではローソンでもキャンペーンをやっているほどの大盛況ぶりですね。
次回のライブも決定して、ますます盛り上がっていきそうです。
なにより、監督である山田尚子監督が来場していたのはびっくり!
京都のセミナーも行ってみたかったところです。

作品賞・ネットワーク部門に『ミクの日感謝祭 39's Giving Day』。
プロジェクトの裏側、イベントに対する想いに共感しました。
初音ミクという現象は、仮想アイドルに惹かれているだけではなく、それを作り上げているクリエイターたちの衆知の力なんだなぁと改めて認識しました。
手前味噌ですが、イベント時の僕のつぶやきです↓

SEGAの方が話していた、39の日感謝祭の制作の裏側が興味深い。元々イベントの開発ではなく、ゲームの開発として予算を捻出したらしい。新規プロジェクトの位置付けのあり方を感じた。


でした。

特別賞に背景美術制作の株式会社美峰。
なんと背景の方に受賞が!!
劇場版マクロスの緻密な世界観の描写は本当に美しかったです。
映画館での、あの未来に対するワクワクとした気持ちは今でも覚えています。

主題歌賞に『とある科学の超電磁砲』の主題歌「only my railgun」(歌:fripSide)。
なんと、当日ライブ、ライブがあったんです!
生で聴くfripSideはテンションあがります。

その後、参加した交流会には声優の神谷明さんや雑誌編集者の方などが来られていました。
本の著者の方もいて、少しだけお話できてよかったです。
ぜひ、これからも知名度があがって、盛り上がっていくといいですね。
Posted by いぶすきー at 13:01 日記コメント(0)
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【自己紹介】はじめまして、いぶすきー(指宿)といいます。神戸で、WEB関係の会社でディレクター兼カメラマンとして働いています。愛知県、三重県、富山県、京都、神戸と各地を転々としています。

【趣味】映画・漫画・アニメ・読書・旅行です。
自転車で北海道から富士山を縦断したことがあります。

おもしろいものを広めていきたいと思い始めました。
皆さん、どうぞよろしくお願いします^^

■よかったら写真のぞいてみてください
http://fotologue.jp/ibusuki/