いぶすきーの映画ぶろぐ

邦画を中心に、新旧問わずおもしろい映画・アニメをおすすしていきます^^
2010年04月13日

トウキョウソナタ

こんにちは、昨日は久しぶりに大雨でしたねーhappa

雨のあとの晴れた天気はとても気持ちがいいものですねicon14


さて、今回ご紹介するのは

トウキョウソナタ

『トウキョウソナタ』黒澤清監督

ボクんち、不協和音。



巨匠・黒沢清の新たなる境地が、世界中から大絶賛の家族映画。

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・審査員賞受賞!



(受賞前のニュースですが・・・。)

本当に、すごい領域の作品でしたkirakria2

お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも、そしてボクも――みんなナイショの秘密をもっている。
舞台はトウキョウ。線路沿いの小さなマイホームで暮らす四人家族のものがたり。

リストラされたことを家族に言えないお父さん。ドーナツを作っても食べてもらえないお母さん。
アメリカ軍に入隊するお兄ちゃん。こっそりピアノを習っている小学六年生のボク。

何もおかしいものなんてなかったはずなのに、気づいたら家族みんながバラバラになっていた。
いったい、ボクの家で何が起こっているのだろう?


香川照之、小泉今日子の演技が本当に素晴らしかった。

トウキョウソナタ

監督のインタビューにもあったのですが、香川照之は軽蔑の対象となる父親を見事に演じきっていて、強さの裏側に人間の脆さや弱さ、虚勢を張るところまで感じさせるすごい役者さんです。

息子との喧嘩のシーンは思わず唸ってしまうし、時間と共に崩れゆく姿も見事だった。

小泉今日子が

「お母さん役も、たまにはいいのよ」

というセリフも印象的で、自我を押し殺してまで家族の母親役を続けている姿勢は胸に響くものがあった。

時々遠くを見て、寂しくも可憐な姿に、思わず息をのんでしまった。

エンディングの、監督がインタビューで話す理屈を超えた希望の片鱗、これは見てよかったと心から言えます!

公開時期が2008年9月で、思えばこの頃はリーマンショックや100年に一度の不況だーとニュースになっていた頃。

改めて、その時代を象徴する作品ではないでしょうか?

一見の価値ありますkirakria2


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Posted by いぶすきー at 12:41 映画
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【自己紹介】はじめまして、いぶすきー(指宿)といいます。神戸で、WEB関係の会社でディレクター兼カメラマンとして働いています。愛知県、三重県、富山県、京都、神戸と各地を転々としています。

【趣味】映画・漫画・アニメ・読書・旅行です。
自転車で北海道から富士山を縦断したことがあります。

おもしろいものを広めていきたいと思い始めました。
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