いぶすきーの映画ぶろぐ

邦画を中心に、新旧問わずおもしろい映画・アニメをおすすしていきます^^
2010年11月26日

ツイッターやっています




こんにちは、いぶすきーですface01

最近ブログ更新できていませんでしたkusun

映画観てないなぁ~。最近は読書ブームです。

アナログ人間ですが、ブログに加えて、新しいソーシャルメディアに触れていかねば。

というわけで、今更ながらツイッターやっていますface01

ユーザー名:ibusuki8

http://twitter.com/#!/ibusuki8

いや、前からやっていますが。本格的に、ね!

お昼にニュースとかみたり、ブログとツイッターをやっていこうと思います。

それにしても、アカウントがibusuki8ってのも変ですよね。なんだ、8って(笑)

初めはibusukiにしたけど、すでにあって、次に1にしたらそれもいて・・・どんだけいぶすき人気やねん!!とつっこんでみたり(笑)

それで、ツイッターさん(?)から8を薦められました。

えっ?8???

ということは、ibusukiが1~8までいるってことでしょうか?onpu2

うわー、全員集まっていぶすき軍団結成したい(笑)

ibusukiオフ会なんてのもしてみたいところだ(笑)→何をオフするかわからんですがw

なんしか、つぶやいていきますよ~!!

いぶすきーより
Posted by いぶすきー at 12:23 日記コメント(0)
2010年11月05日

ハンサムスーツ

レッツ・ハンサム!

人生を変える夢のスーツ、あります!





アナタの変身願望を叶えるスーパードリーム・エンタテインメント。主演は谷原章介と塚地武雅。


亡き母親が遺した定食屋「こころ屋」を経営する男性・大木琢郎は、料理上手で心優しい性格だが、デブで不細工な容姿から、生まれてこのかた女性と交際どころかモテたことすらない。



そんなある日、友人の結婚式に着て行くスーツを買うために紳士服店を訪れた琢郎は着るだけでハンサムになれるスーツ、「ハンサムスーツ」を手に入れる。



街を歩けば、女性にはモテモテ、モデルにスカウトされて瞬く間に大人気と、幸せな人生を手に入れた様に思えた・・・

純粋にとてもおもしろい映画でしたicon12

家族や恋人と楽しく観るのにおすすめです!

個人的に、ブサイクの視点、ハンサムの視点、それぞれの視点が切り替わり、その度にみえている世界も変わっていくのが興味深かったです。

ブサイクとしての30年間、ハンサムとしての数ヶ月間。

ブサイクには、周囲からチヤホヤされることはないが、日常の中に小さな幸せがいくつもある。

ハンサムになると、周囲からチヤホヤされるが、日常の小さな幸せを失うことになる。

スーツを着てしまうと「こころ屋」とその仲間達を捨てなければならない。かと言って着なかったら不細工でモテない人生へと逆戻り。

究極の選択を迫られた主人公をみながら、誰しもが容姿について考えてしまいそう。

確かに、心は目にはみえないですが、人と接していればなんとなく感じるものがあるような気がします。

ブサイクであれ、ハンサムであれ、しっかりと相手の心をみれるようになりたいものです。

監督は、年間30本以上のCMを手掛ける売れっ子ディレクターであり、本作が映画初監督となる英勉。

実は京都産業大学のOBであり、元映画研究部で、卒業後は東北新社に入社。

映画研究部とは親交もあり、なんだか親近感がわきます。

脚本は、「SMAP×SMAP」等を手掛ける放送作家鈴木おさむ。

妻はご存知、森三中の大島美幸。



お世辞にも美人とはいえない、むしろブサイクに位置付けされるだけあって、本作に説得力のある脚本になったのではないでしょうか。

ビジュアルディレクションはPOPでキュートな感性が人気のカメラマン飯田かずな。



美術がとにかくかわいくて、彼女の世界観が存分に楽しめます。

おすすめの一作ですkirakira


Posted by いぶすきー at 12:53 映画コメント(3)
2010年10月27日

京都産業大学の学園祭で牧野由依が講演会(11月2日)





京都産業大学の学園祭で牧野由依が講演会、入場は無料



11月10日にデビュー5周年記念シングル「碧の香り」をリリースする牧野由依さんが、京都産業大学の学園祭に出演決定。

11月2日(火)に「第45回神山祭 牧野由依講演会」が開催される。参加は無料。先着630人まで入場することができる。

なお「碧の香り」は、オープニング/エンディングを新曲&新規映像にして再び地上波で放送中のTVアニメ「ソウルイーター リピートショー」のエンディングテーマとなっている。



http://www.ota-suke.jp/news/43407

【牧野由衣】
1986年1月19日生まれ。4歳よりピアノを始める。

2005年、TVアニメーション「創聖のアクエリオン」のEDテーマ「オムナ マグニ」(菅野よう子プロデュース)で歌手デビュー。同年4月、NHK教育テレビ「ツバサ・クロニクル」において、ヒロイン・サクラ役で声優デビューを果たす。

2005年、劇場版「ツバサ・クロニクル~鳥カゴの国の姫君~」の主題歌「アムリタ」をリリース。またTX系アニメーション「ARIA The ANIMATION」のOPテーマ「ウンディーネ」、挿入歌「シンフォニー」をリリース。

2006年、TX系アニメーション「ARIA The NATURAL」のOPテーマ「ユーフォリア」、挿入歌「雨降花」をリリース。

2007年、日中文化交流事業イベントに日本代表として招聘、北京で演奏する。

2008年、TX系アニメーション「ARIA The ORIGINATION」OPテーマ「スピラーレ」、挿入歌「横顔」をリリース。府中の森芸術劇場ウィーンホールにて、初の単独コンサート(全曲弾き語り)を行う。同年3月、アルバム「マキノユイ。」を発売。東京音楽大学ピアノ科を卒業。

2009年7月、フランス・パリで開催された世界最大のジャパンカルチャーフェスティバル「JAPAN EXPO」に初の日本人声優として出演。牧野由依のライブステージには約3,000人が集まり好評を得た。9月にはニューヨーク・アニメフェスティバル出演など、海外での活動も幅広く行っている。12月には九段会館ソロ公演で1,000名を動員、大成功を収める。

2010年3月3日、エピックレコード移籍第一弾シングル「ふわふわ♪」リリース。

・・・

オフィシャルウェブサイトより
http://www.yuiyuimakino.com/

声優とシンガーの2つの顔を持つハイブリッドアーティストで、国内外での今後の活躍が大いに期待されるところです。なんだか凄い方です。

個人的に、『ツバサ TOKYO REVELATIONS』オープニングテーマの「synchronicity」、『ARIA The NATURAL』オープニングテーマ、挿入歌「ユーフォリア」あたりが好きです。

調べたところ、映画監督である岩井俊二氏とも繋がっており、『Love Letter』、『リリイ・シュシュのすべて』、『花とアリス』の劇伴でもピアノ演奏をしたそうですね。これらの作品はもちろん観ていますが(どれも絶対おすすめ!!!!!!いずれご紹介します)、あぁ!あの時のピアノの方なのか!と、驚きました。ふわふわ♪のPVも岩井俊二氏が手掛けているようで、確かに、独特の世界観でかっこいいです。

今回は、声優?としての打ち出し方なのかと思いますので、N・H・Kにようこそ!(中原岬)やAngel Beats!(遊佐)辺りでお馴染みですかね。N・H・Kにようこそ!のエンディングも担当されていました。

そうそう、10月31日には原作者の滝本 竜彦氏の講演会も控えており、京産大ではなぜか『NHKにようこそ!』熱が漂っています(笑)

というわけで、この流れで半ば強引にご紹介!(笑)




『NHKにようこそ!』   監督:山本裕介

大学中退、無職、ひきこもり歴4年。

そんなどこにでもいる22歳のダメ男・佐藤達広がこの物語の主人公。
親からの仕送りストップを機に、社会復帰を目論む彼だが、行く手に立ちふさがるのは悪の秘密結社“N・H・K”! そう、“日本・ひきこもり・協会”なのだった。

悪の組織の陰謀に立ち向かうべく、ひきこもり脱出を決意した佐藤君。
高校時代の後輩・山崎と美少女ゲー制作に励みつつ、不思議美少女・岬ちゃんから謎の社会復帰カウンセリングを受ける日々。

秋葉原のメイド喫茶で悶絶したり、ネトゲ廃人寸前になったりと、七転八倒の佐藤君の運命は?

本作を某友人に薦められて観てみたが、なかなかおもしろかったです。
まず、主人公がネトゲ廃人であるという設定から、視聴者が特にそのような境遇にある場合は世界観に引き込まれます。ある種メタ的といいますか、主人公のようにならないようにしよう!と思い立つ、らしい。と、豪語していた友人のその後の行方は・・・(笑)

そして、本作のヒロインを演じるのが今回講演会のゲストである牧野由衣さん。

佐藤をひきこもりから立ち直らせようとする18歳の謎の美少女という設定で、とある宗教団体の信者である叔母の勧誘活動を手伝います(笑)

料理や掃除等家事全般はこなせる模様で、佐藤が逃げ出そうとするたびに阻止するが、その際の手段は選ばない(いわゆるヤンデレ)。このヤンデレ具合にハマる人は絶対ハマります(笑)漫画の付録に限定フィギュア(4巻の初回限定)がついていて買ってしまったのはいい思い出(?)です。

これを機に、N・H・Kにようこそ!ライフ(?)を楽しんでみてはいかがでしょうか?

もちろん、家でも外でも!!(笑)

Posted by いぶすきー at 12:59 イベントコメント(2)
2010年10月19日

the Closet by with fashion







「the Closet by with fashion」

●10.22(FRI)

open15:30
start16:00
close20:00

●ticket ¥1500(当日1drink.1sweets¥500)←フェアトレードのお菓子食べれます!
●場所:京都三条アートコンプレックス(画像に地図のっけました)



●ドレスコード
MEN//ジャケット(羽織なら可、です)
LADY/スカーフ(ストール、バンダナ可です)
気負いしないで。コーディネートをあなたらしく楽しんでください♪

[主催からのコメント]
おしゃれをすることって楽しい!!
でも、いらなくなった服がたくさん捨てられていっている現実。
大量生産大量消費。ファストファッション。同じ服があふれている世界。

おしゃれをして、背伸びして、、そしたらちょっと昨日より自分が好きになれる気がするんです。
そんなことを楽しみながら、洋服を大切にしてほしいなー。

「去年買ったあの服、明日着てみよう。」

当日使用する洋服はすべてだれかの「いらない服」。
リメイク、コーディネート提案から、いらない服に命を吹き込みます。

当日はcasis.reaの美容師さんにお越しいただき、メイクレッスン、ヘアアレンジレッスンも行っていただきます。
毎日同じ髪型,メイクに飽き飽きしてる方多いのでは?(わたしを筆頭に)
普段に取り入れることができるヘアメイクを伝授してもらえます!

●show team
・with Fashion(わたしたちのスタイリングショー。友達がいっぱいモデルで出てくれます!)
・Miel(Be-ism 1st準優勝。当日、ショーに使用した洋服が買えます!)
・nikki(京産大生のオリジナルオーガニックブランド)
・C4(立命館BKCの実力派。)
・caster.m(BEATNIX、5STARなどのショー常連者有志チーム)
・mischief(立命衣笠。トリを飾ってくれます)


15:30  OPEN

16:00  START

16:10 fashion show by with fashion
            (主催チーム、コーディネートショー)

16:30 fashion show by Miel
             (Be-izm1st 準優勝)

16:50 MAKE LESSON

17:10 fashion show by nikki
           (京都産業大学 オリジナルブランド) 
  
17:40 fashion show by C4
             (立命館大学 BKC 服飾サークル)
18:00 休憩、販売

18:30 HAIR LESSON

19:00 fashion show by caster.m
              (Be-izm,Beatnixsなどの経験者多数出場)

19:20 fashion show by mischief
              (立命館大学 衣笠 服飾サークル)
19:40 ENDING

歩んできた道のりや、団体の様子は

http://ameblo.jp/with-fashion/
withfashionのブログ

よりご覧いただけます^^

その中で、アパレル業界の方へインタビューを行うという企画があるのでご紹介しますね。

今回お話を伺ったのは、今年の3月から株式会社ビーズリテイリング(X-girlとかXLARGE等のブランドを扱っている会社です。)の店舗運営部エリアマネージャーで関西全体を担当されている、藤枝 剛様



-中略-

これはどの業界でもいえることかもしれないけど、「働くって何?」って人に聞くと、だいたい「家族のため」「お金のため」「自己成長のため」って答える人が多い。それも正解なんだけど、本当の正解は、「お客様のため」であって、「社会のため」に働くという考え方。お客様、つまり社会に貢献して初めてその経験が自己成長につながるし、その努力の時間がお金に変わり、結果、家族を養うことができる。このサイクルをきちんと理解しておけば、どこでもやっていけると思うよ。

-中略-

大切なのは、自分の金額や、存在価値を常に意識し、キャリアを積んでいくこと。そのキャリアや実績があれば、転職や会社が倒産、ってなった場合でも自分を売り込むことができる。



http://ameblo.jp/with-fashion/theme-10022534789.html
2010-07-02 01:17:38  ファッション≒ファッションビジネス。より

なかなかおもしろい内容なので、興味がある方は読んでみて下さい。


今回、私はnikki(京産大生のオリジナルオーガニックブランド)で出場します。



nikkiとは、関西学生ブランド「nikki」プロジェクトという名目で、デザイナー森淳一を中心に、ディレクター指宿慎一郎でスタート。

2008/11 – 2009/5 大阪文化服装学院の学生がプロデュースした「fulu-lu」という店舗に委託販売してもらい、京阪神のフリーペーパーガクシン・京都産業大学新聞局に取材を受ける。





2009/9 関西学生ブランド「nikki」として、読者モデル武智志穂・UT・ティンバーランドと並び、東京のファッションイベント「Mo.up4」に出場。



http://www.youtube.com/watch?v=hxy6WPF2_SI&feature=player_embedded

映像の0:12に私がちょこっと映ります(笑)0:20からnikkiが登場。ショーのテーマは、「Alice in Wonderland」です。この半年後に、映画が公開されて大ヒットしましたね。(時代を先取りました!と、一応主張しておこう。笑)

2010/10 オーガニック、フェアトレードイベント『With Fasion』 出場予定

http://www.youtube.com/watch?v=yPF_shtNzTk

というわけで、nikkiとしては二度目のファッションショー。
デザイナーの森は専門学校に通い、さらにウデを磨いてきました。



ぜひとも見に来ていただければと思います。

よろしくお願いします。



Posted by いぶすきー at 12:55 イベントコメント(0)
2010年10月12日

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』


驚愕

絶賛

罵倒





『ボーイズ・オン・ザ・ラン』監督:三浦大輔


田西敏行、29歳。

走れ、泣け、恋をしろ。

弱小おもちゃメーカーで働くサラリーマン、田西敏行(彼女いない歴9年)。



営業先では「面白くない」とバカにされ、出世なんて程遠いダメ社員。同僚・ちはるにひそかに恋心を抱きながらも、当然彼女にうまく近づけない。



誕生日をテレクラで迎えてとんでもない女にひっかかるわ、実家暮らしでエロビデオを見て就寝する怠惰な毎日を送っている。

仕事もダメ!恋もダメ!

・・・そんな田西に、なんとチャンス到来!仕事先で出会ったエリート営業マン・青山の手ほどきで、ちはるとの恋の予感が・・・!



しかし、そこには、大きな衝撃が待ち受けていた。

「いい人」か「獣」か。「土下座」か「決闘」か。

田西の人生が、今、動き出す。

ロックシーンで熱狂的な支持を集め続ける銀杏BOYZのヴォーカル・峯田和伸主演で話題の映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。

銀杏の峯田出演ですが、漫画原作の映画化は、大方ファンの期待を裏切ってしまうケースが多いため、大きな期待半分、不安もありました。

が、その予想を大きく覆す結果となりました。

もう最高です!素晴らしい作品でした!

原作は、花沢健吾で、発行部数60万部を超える人気漫画(小学館ビッグスピリッツコミックス刊)。



こちらは全巻持っていますが、ダメな男の真っ直ぐな生き様がリアルに描かれていて、もう感涙ものの名作です。現在、アイアムヒーローという作品を出していますが、こちらもおすすめです。

うーん、原作とのギャップとして、ヒロインの花やライバルとなる源が登場しないことが一番の違いでしょうか。まぁこれは映画の尺があるので仕方がないかなぁといったところです。

しいていえば、田西とちはるの最後の別れ際のシーン。あれは賛否両論かもしれません。個人的に、あれはあれで解釈の取りようですが、悪くない結果だと考えています。あくまで、原作は尊重すべきですが、原作を凌駕するための道のりとして、間違っていない選択だったのではないかと。

これは、原作の保有する田西のキャラクター性に加えて、峯田和伸という1人の人間性が憑依した結果と捉えているからです。言い換えれば、峯田和伸という人間が、田西を演じたとき、行き着いた結果にあのシーンが成立している、こう考えています。

さて、引き続き、原作の大ファンと豪語する峯田和伸が主人公・田西を演じ、加えて、黒川芽以、YOU、リリー・フランキー、松田龍平、小林薫など豪華で個性的なキャストが揃いました。

中でも、黒川芽以、YOUの体当たりの演技は衝撃的。あの黒川芽衣が・・・!と、ファン驚愕のシーンに度肝を抜かれました。最近の生温い邦画の演技とは違い、さすが劇団畑の三浦大輔監督がメガホンをとっただけあって、迫真の演技ばかり。



氏は、舞台「愛の渦」で岸田戯曲賞を受賞し、最新作「裏切りの街」はパルコ劇場ほか全26公演が即日完売になるなど、演劇界で圧倒的な人気を誇る若きカリスマ劇作家。

全体を通じて、男の描写がすごくリアル、だらしない部分は痛々しいほどに共感できます。

中盤でのYOUとの絡みは思わず笑ってしまいますし、ラストの走り続けるシーンは思わずジーンときました。

あぁ、やべぇ、立ち止まっている場合じゃないなぁと。

おすすめの作品です。

Posted by いぶすきー at 12:39 映画コメント(0)
2010年10月11日

DARKER THAN BLACK -流星の双子-



DARKER THAN BLACK -流星の双子- 監督:岡村天斎

これはいいアニメです。
DVDがついに最終巻までレンタル開始しました。まだ観ていない方はぜひとも!!

突如東京に出現した謎の不可侵領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」。

それに呼応するかの様に世界中で「契約者」と呼ばれる特別な能力を持つ者たちが現れた。

ゲートの秘密を得ようとする各国の諜報機関は「契約者」を利用し、エージェントとして東京に送り込まれた彼らは異能の戦いを繰り広げる。

その果てに起きた未知の災厄「トーキョー・エクスプロージョン」より2年、冬のロシアを舞台に新たな物語が始まる。

ストーリーがずば抜けて素晴らしい。壮大なスケールで、これはハマります。

脚本が監督の岡村天斎に、ソラノヲト・コードギアス・マクロスFで有名な吉野弘幸、ローゼンメイデン・Fateの岡田麿里、特撮モノに強い大西信介、東のエデン・交響詩篇エウレカセヴンの菅正太郎・・・。なんとも豪華すぎるメンバーです。

音響効果もよく、戦闘シーンがかなりかっこいいです。声優陣も、花澤香菜さんをはじめ、素敵な方ばかりです。

主人公である「黒〈ヘイ〉」と、「蘇芳・パブリチェンコ」の二人の視点でストーリーが描かれ、それぞれの視点から展開していくので、立場の違った視点で物語を楽しむことができます。

まず、ステレオポニーが歌うオープニングテーマの 「ツキアカリのミチシルベ」が最高!アニメソングの中でも大好きな一曲で、歌詞がとてもいいです。



答えのない毎日が
ただ過ぎていく時間が
これから先どうなるのだろう?
わからない・・・

闇よりも深い夜の
孤独に惑わされてた

だれかに今気づいてほしい
ここから逃げ出したいから・・・

ツキアカリのミチシルベ ステレオポニー 歌詞情報 - goo 音楽


もう歌詞が切ないというか、”子どもから大人へ成長する葛藤”が伝わってきます。

そして、主人公である蘇芳・パブリチェンコ(すおう)が、親友のターニャが”契約者”になり、事件に巻き込まれていきます。

この、巻き込まれることと、事件の疑問(謎)からスタートするところがいいですね。



すおうは、まだ13歳で、写真を撮ることが趣味で明るく活発な性格で、平凡な日常を暮らしています。

紫苑から「お守り」であるペンダント(流星核)を託され、黒〈ヘイ〉と出会います。

続いて、親友のターニャがかつての恋人であったニカを殺します・・・

そして、契約者として覚醒します。この、親友の契約者としての合理性を帯びた殺人と友達の死
が、彼女を契約者へと導きます。



契約者となった彼女ですが、同じく契約者である黒〈ヘイ〉と衝突を繰り返します。

ところが、困難な旅と戦闘を共に経験するにつれて、徐々にその気持ちも変化していきます。

ラストに近づくと、その残酷なまでの事実が襲うわけです・・・。

それでも彼女は自らの運命と対峙し、責務を果たそうとします。



ラストシーンの、星がひとつ違えば、別の日常があったかもしれないという描写が涙を誘います。

思うに、特にモラトリアム期にある若年層や、仕事に葛藤する人は共感するかもしれません。

子どもから大人への階段は唐突に訪れ、激しい波や壁に苛まされます。

合理性と感情の狭間を行き来しながら、もし、別の人生や別の星に生まれていたら・・・と、思うこともあるはず。

そんな想いに浸れる、素晴らしい作品でした。おすすめです^^

Posted by いぶすきー at 02:03 アニメ(TVシリーズ)コメント(0)
2010年10月08日

ABC Cooking 女性の心をつかむブランディングの軌跡



ABC Cooking Studio 女性の心をつかむブランディングの軌跡 著者:志村 なるみ

料理教室に関する企画を立てていたので、参考になると思って読んでみました。

料理教室と聞いて思いつくのが、ABC Cooking Studio。

たまたま図書館で見つけてすぐに借りて読みました。
スタジオのブランディングの思想と、創業からの軌跡と想いが綴られていました。



ABC Cooking Studioは、F1会員22万人、全国100店舗を誇る日本最大の料理教室。

女性の心をつかむマーケティング、宣伝費をかけない口コミの秘訣、99%をしめる女性社員の活用法、おしゃれな空間づくりなど女性向けビジネス成功のコツが詰まっていました。

もちろん、料理教室のノウハウも参考になるのですが、それ以上に著者の想いが素晴らしい内容でした。

まず、「日本一の会社をつくる!」という強い思いを胸に、二十歳という若さで起業した志村なるみさん。

元々は静岡の小さなキッチンツール販売会社の立ち上げから始まり、そのキッチンツールを販売促進のために始まったのがきっかけのようです。

つまり、キッチンツールというモノを売るために、料理というスタイルを提案していこうというものです。

すると、当時、想像を超えた反響があったようです。まさに、時代を先取ったマーケティングですね。

人材についても共感できるところが多く、採用時に気をつけるポイントは要チェック。



1.女性に好かれる女性であること

2.過去に大なり小なりリーダーシップの実績を持っている(「今から頑張ります」は信用しません)

3.採用の段階で、その人が数年後にスタジオマネージャーとして働いていることがイメージ出来る人材を選ぶ



おそらく、何人もの人を採用する中で体系的に抽出された項目だと考えられますが、このような著者の多大なる経験から生まれた理論を得ることができるというのが、読書の醍醐味だと思います。

さらに、「食生活の大切さを伝えていくことが健康な人間づくりへと発展していく」という理念を元に事業を拡大し、「格式高かったお料理教室を、一般女性が気軽に楽しめる場として提供したい」と進めていく。

思うに、これからの時代はやはり”共感”というのがひとつの大きい潮流になると考えています。

ABC Cookingが発信するメッセージに共感し、想いを共有しながら、そのパイ(母数)を広げていく。

ブランディングを、約束を守り続けることではないかと提唱しています。

この、守り、”続ける”という点がとても重要なのではないかと感じました。

”続ける”ためには、続けるための環境(人・モノ・コト・・・etc)が必要であり、それらを牽引していく情熱や想いなのかなぁと。続ける、というのは、言うは易し、行うは難し、ですね。

働くということは、上司に言われたことをこなすことではなく、1人ひとりが会社作りに参加すること。

本書では、それこそ淡々と描かれていますが、実像は私たちの想像以上にストーリーがあったのではないかと思いました。おすすめの一冊です。


Posted by いぶすきー at 14:10 読書コメント(0)
2010年10月07日

ビジネスプラン作成講座in同志社大学


こんにちは、いぶすきーです^^

大学3年生の頃、なんとなく後輩の安井に誘われて受けに行きました。

一度こういう授業を受けておくと、実際にプランを立てていくときのイメージがやりやすくなるかと思います。



コンサルタントのヒガシカワさん、武田さんにはお世話になりました。

電通の方もゲストで登場し、なんともライブのような授業は見ものです。

以下、イベント内容です!

同志社・京田辺キャンパスで実施の
ビジネスプラン作成講座のお知らせです!

初心者の方にもわかりやすくビジネスプランの作り方を
伝授いたします!

お友達などお誘い合わせの上、ぜひご参加ください(^∀^)


****************************

この度、同志社ベンチャートレインでは、12月18日(土)に行われる、

同志社大学唯一のビジネスプランコンテスト“New Island Contest”に

出場してくださる学生さんを募集!コンテストの優勝賞金は、なんと30万円!!

このビジネスプラン作成講座では、コンテストで勝つためのビジネスプランの

作り方はもとより、ビジネスプラン初心者の方にも、わかりやすく教えてくれます!!

アイデアや知識は要りません!この講座を通じて、一からプランを作って行きましょう!!

また、コンテストに参加しない方でも、損益計算書の読み方など、生活に役立つ知識や、
就活に役立つスキルを学ぶことができます!!

まずは気軽にご参加ください!!


**************************************
○開催日時:10月12、19、26日・11月2、9日(各火曜日)
      17:00~20:00(途中入室・途中退席もできます)

○開催場所:同志社大学京田辺校地・ラウンジ棟208会議室

○受講料:無料!!

○参加条件:ありません!他大学の方でも大丈夫です!!

○この講座に関するお問い合わせは以下にどうぞ!

 同志社ベンチャートレイン(担当:山崎)  dvtjp@yahoo.co.jp
                      http://venturetrain.hp.infoseek.co.jp/
 同志社大学リエゾンオフィス(担当:藏野) 0774-65-6223
                      jt-liais@mail.doshisha.ac.jp
 ※New Island Contestについても上記へお問い合わせください!
**************************************
主催:同志社ベンチャートレイン・同志社大学リエゾンオフィス


Posted by いぶすきー at 15:35 イベントコメント(2)
2010年10月04日

劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者

届け、オレたちの想い!





「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」 監督:むらた雅彦

雲、岩、霧、砂という4つの国の里を守る優秀な忍たちがある日突然姿を消す。

4つの国で代々一族によって受け継がれてきた“血継限界”と呼ばれる強大な特殊能力を持つ4人の忍が消えたのだが、唯一火の国だけはその難を逃れていた。

今にも第四次忍界大戦が起きそうな予感から、火の国の大名は綱手に何としてでも真相を探るよう厳命する。



海外でも人気の高いNARUTOの劇場版。

スペインの現代美術館で、NARUTOの海外向けサイトを閲覧している方を見かけましたし、その人気は想像以上のものです。

というわけで、劇場版を観てみましたが、なかなかおもしろい(笑)

掟を守り、それ以上に仲間を大事にする。

本作の伝えたいメッセージはとても直球。

子ども向けというのもあると思いますが、忍者という世界において、掟を守るということを大前提に、それでも、仲間を、友達を大切にという想いは感動的。

さらに、むらた雅彦監督が「普段活躍できていないキャラクターにも出番を」という想いが伝わってくる構成でした。

主題歌をPUFFY「誰かが」がうたっていたことで話題にもなりましたね。


「NARUTO-ナルト-」とは・・・

落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが里で一番の忍者<火影>を目指して成長していく過程を、数々の試練とバトル、出会いや友情を通じて描く物語が人気を博し、コミックス関連本の累計は9200万部を突破している。
Posted by いぶすきー at 12:18 劇場版アニメコメント(0)
2010年09月23日

とある京都上賀茂の電波音楽、『上賀茂電破』開催!!







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とある京都上賀茂の電波音楽(アニソンイベント)

略して『 上 賀 茂 電 破 』

京都は北区、上賀茂発。

回を重ねる毎にオーガナイズ、DJ、コスプレ、そしてはヲタ芸に至るまで本格的になっていく成長見守り型イベントである。

それが上賀茂クオリティ(゚Д゚)


今回も生暖かい目で見守ってくれたらうれしいよ!!





 上賀茂電破 第伍夜

 『負けたと言わないかぎり勝っている』


■開催日時■
2010年10月1日(金)
開演22:00 終演5:00


■開催場所■
三条木屋町VooDoo
http://bar-voodoo.jp/
阪急河原町駅から北へ8分
河原町通りのあじびるから右へ


■入場料■
1500円
ドリンク2杯付き
コスプレまたはコミュニティ参加でドリンク3杯付き!!!

『上賀茂電破』コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4398538


■主な登場人物■

《DJ》
・ずっと俺のターン!(anime)
・上賀茂がーるず(anime)
・ちかりーた(anime,nerdcore)
・杉本家の恥(長男)(techno,house)
・Yoshida(Drum'n Bass)
・ハイウィンド(advance children)


《GUEST DJ》
・PETTER(アニ鍋/A-POP-LOG/CORE▼FIGHTER)
・化級生(アニメトロ/アニ鍋)
・水曜日(TOMODACHINKO)


《VJ》
・vue(GUN&TAM)


《FOOD》
・カリスマ


《受付のお兄さん》
・元やきそば王子


《司会進行》
・MC 指宿慎一郎


《お休み》
・FJK(夜☆スタ/アニ鍋)

【タイムテーブル】

22:00 ロケット団(電破主催3人組)
22:50 ハイウィンド(←始球式)
23:00 ちかりーた
23:40 上賀茂がーるず
0:30 Yoshida
1:00 杉本家の恥(長男)
1:30 PETTER
2:20 化級生
3:10 水曜日
3:40 ずっと俺のターン!
4:30 B2B

※更衣スペースあり!
 当日は会場内に更衣スペースを用意しております。
 コスプレをされる方はそちらをご利用下さい。

※再入場OK!
 入場時にスタンプを押させていただきますので再入場の際はそちらをご提示下さい。

※貴重品の管理などは自己管理でお願い致します。



さあ皆で、上賀茂電破に い か な い か


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↑※前回の様子

今回は京都で行われるイベントのご紹介です。

なぜか、開催当初から司会進行をやらせていただいています(笑)

縁あって第五回目まで開催です。

実は、毎回楽しみにしていまして、好きなアニメの曲がかかった時はテンションあがりますね。

場所は京都の三条木屋町にあるVooDooさん。

いつもイベントではお世話になっており、とてもいいお店ですよ。

1500円で、コスプレまたはコミュニティ参加でドリンク3杯付きはなかなかお得ですonpu2

コスプレの比率はどうでしょう、半分以上といったところでしょうか。

終盤までいればハッピーサプライズでドリンクが・・・なんてことも!

少しでも興味を持たれた方は、お気軽に足を運んでみて下さいね。



Posted by いぶすきー at 12:47 イベントコメント(0)
2010年09月20日

今度は愛妻家

男性は反省、女性は共感。





「今度は愛妻家」 監督:行定勲


男性は自らを省みて、女性はうんうんとうなずくはず。ハートフルな夫婦のドラマ。


夫である俊介の世話を焼き、明朗に振舞っていた妻のさくら。




夫の素っ気無い態度や、無神経な言動に愛想を尽かし、1人で旅立ってしまった。



妻を口うるさいと思っていた俊介だったが、写真を頼みにきた新米モデルの若い女の子を抱くことができなかった。




そんな彼の前に、「離婚する前に、写真を撮って」と、思いがけず、さくらが帰ってくる。




だが俊介は、戻ってきたさくらの悲しい正体を知っていた…。




いやぁー、よかった!前評判通り。

久しぶりの行定作品を観ましたが、おもしろかったです。


行定監督といえば、「GO」「ロックンロールミシン」「世界の中心で愛をさけぶ」など、若い世代から圧倒的な支持を得てきた監督の1人です。(もちろんこれら以外にも名作ばかり)

その中で、本作のように上の世代に向けた映画を撮ってみたいと、何かのインタビューで言っていたのを読んで、気になって観てみました。


豊川悦司と薬師丸ひろ子の共演が素晴らしい。

ダメなカメラマンである夫役を豊川悦司は見事に演じ切った。

役者として長年培った経験は、前半のダメな夫のコミカルぶり、妻を撮る美しい姿、ラストシーンの佇まい…どれをとっても彼にしかできない貫禄ぶり。

献身的な妻を演じた薬師丸ひろ子、いや、失礼ながらの褒め言葉で、この歳であんなにかわいい妻役を演じるとはさすがです。

いやはや、女性にとっての理想のあり方というか、あるべき姿といいますか、もうここまでくると素敵にみえますよ(笑)

若手の水川あさみ、濱田岳もなかなかのもの。

水川あさみの衣装の奇天烈ぶりが印象的で、なんてセンスなんだ?と疑問に思ったが、後にこの疑問が解消されます。

そして、何より、同居している石橋連司が見事な演技。

それぞれが事情を抱えながら生きていて、それぞれの事情が交錯するときに生まれるストーリー。

色んな世代が共感できるし、特に40代の方であれば、今一度人生を振り返ってしまうはず。

夫婦という、お互いの存在についても考えさせられる名作。

おすすめです。

Posted by いぶすきー at 22:37 映画コメント(0)
2010年09月17日

シナリオ人生





ドラマは人生だ。




「シナリオ人生」 著者:新藤 兼人

1912年広島生まれ。1950年近代映画協会創立。映画監督・シナリオ作家。代表作は「裸の島」(モスクワ映画祭グランプリ受賞作品)、「原爆の子」「第五福竜丸」「午後の遺言状」「ふくろう」他、多数。日本のインディペンデント映画の先駆者であり、95歳の現在も現役監督・シナリオ作家として活躍中。70年に及ぶ制作活動において手がけた監督作品は47本、シナリオは240本以上。48本目の監督作品となる『花は散れども』の撮影準備が進行中。

長田の図書館でたまたま目にとまって読んでみました。

正直、20代の僕にとっては著者の作品を観る機会がありませんでした。

大河の一滴の脚本もされていたようなので、知っているとすればその辺りでしょうか。

それでも、長年映画の監督・脚本に携わってきて、92歳にして振り返る人生エッセイとしての読み応えは十分でした。

はじめのうちは、なんだか取っ付きにくい印象を受けるのですが、若い頃の苦労話は、今となってはかなり新鮮な内容でもあります。

貧乏と戦争と、さまざまな不幸に加え絶えざる研鑽ののちに、シナリオの極意に気づきます。

それは、どちらも発端、葛藤、終結の三段階で構成されます。

あらゆる名作を観ながら、見出したひとつの方法論。

当たり前といってはそれまですが、このような方法論は、長年の努力と経験の積み重ねによって見出され、当人の骨となり肉となり、血が宿るように感じました。

現像場の便所の落し紙に印刷された脚本を熟読し、小津安二郎、溝口健二、内田吐夢らの映画つくりから直接学んだドラマと人生の核心。

2010年現在、日本最高齢の現役映画監督であり、世界でもマノエル・デ・オリヴェイラに次ぐ位置にあります。

そんな新藤監督へのインタビュー記事があるのですが、それが非常に興味深い、というより、これは現代を生きる私たちは一読の価値はあると思ったので加えて紹介します。

僕は、いわゆる「戦争反対」と言っている人たちとは、少し次元が違うんです。32歳で召集され、戦争の中身を体験して帰ってきているわけですから。
 僕が、戦争になぜ反対かと言うと、それは“個”を破壊し、“家庭”を破壊するからです。

・・・中略

要するに、一人の人間の権利なんて考えていません。しかし、実際に戦争を戦うのは、みんな個人なんだ。そして、ひとり一人の個には家族がある。

・・・中略

人間はどうやって死ぬかということは、人間の持っているひとつのテーマでしょう? 誰もが考えてますよ。できるだけ長生きしたいとか、ぽっくり死にたいとか、平和にやすらかに死にたいとか、家族や子供たちみんなに見守られて死にたいとか。そういうのは人間の大きなテーマなんですね。
 それが、戦争によって取り上げられちゃう。人の一生の大切なテーマが、メチャクチャにされてしまうということです。


http://www.magazine9.jp/interv/shindo/shindo.php
070808 マガジン9~この人に聞きたい より

思うに、現場の体験者だからこそ作れるもの、それこそまさに新藤監督にとっての使命なのかもしれません。

信念を持ちながら、何かを創るという姿勢に大いに刺激を受けました。

過去の作品も見返していきたいと思います。

Posted by いぶすきー at 12:58 読書コメント(0)
2010年09月16日

映画は撮ったことがない



神山健治の映画は撮ったことがない~映画を撮る方法・試論 著者:神山健治


映画ブログというわけですが、本のレビューも書いていこうと思いました。
そこで、せっかくなので映画に関係するものを取り上げてみました。

『東のエデン』監督・神山健治が企画開発から仕上げにいたる作品作りの全工程を具体的に解き明かしたのが本書。映画制作の指南書としても読み応え十分であり、神山作品はもちろん、映画・アニメの鑑賞により深みを与えてくれることは間違いないです。

と、色々思索していると、アニメアニメで書評があるではないですか!


宮崎駿、押井守、大友克洋・・・1980年代に日本のアニメをアニメというジャンルに成立させ、そして現在、この分野の巨匠としてみなされる才能たちである。そこから20年以上の時が流れ、今やこうした監督たちを引き継ぐ新たな才能が求められている。

 では、2009年以降、彼らを引き継ぐのは誰なのだろうか?

アニメに関心があれば、気になる人も多い話題だ。おそらくその中には、『パプリカ』や『千年女優』など海外で幾つもの映画賞を重ねる今敏や、劇場版『クレヨンしんちゃん』のシリーズや『河童のクゥと夏休み』の原恵一、そして『時をかける少女』で一気にアニメファン、映画ファンの心を捉えた細田守の名前が挙がるに違いない。

 しかし、このなかに神山健治の名前を並べる人も少なくないだろう。

それは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で見せたドラマ性、揺るぎなく構築された近未来の舞台設定、『精霊の守り人』での豊かな物語、世界観の構築を見れば、納得の行くものだ。

・・・

本のもとになったのは、雑誌「STUDIO VOICE」で連載された同名のエッセイである。

・・・



2009年04月19日
映画『東のエデン』の前に読みたい 『映画は撮ったことがない』
http://animeanime.jp/goods/archives/2009/04/post_31.html


な、なんていい書評なんだと感心してしまいました(笑)
詳しくはリンク先を参照ください。

それはさておき、この本は単に映画に関係している人ではなくても、映画(アニメ)というひとつのコンテンツを作る過程において、ある程度の共通理解が得られるのではないでしょうか。

簡単にいえば、ジャンルは違えど、どの業界においても通じるものがあるということです。

個人的に興味深かったコンテンツは

特別対談:
×押井守

企画の正体

「良い脚本」とは

「演出の腕」を上げるために

編集の妙味とは

画コンテとカット割り

色彩設計

作家性なるモノ

です。

やはり、神山氏の師匠である押井守氏との対談は興味深い。

企画の正体では、映画を製作する上で、ある程度決定権のある人を説得できる(ここではプロデューサー)ことが重要であると述べられています。

私は代理店に近い位置づけで働いていますが、確かに、立場上の立ち振る舞いというのはとても重要です。

クライアント先、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマー・・・

色んな人たちが集まり、ひとつのコンテンツを作っていく。

その中での流れや接し方(コミュニケーションも含めて)や考え方について、大いに共感できる部分がありました。

その他、脚本・演出の妙として、疑問の提示、それに対する解答・伏線の張り方、それを盛り上げる音響効果に色彩設定についての記述はとても参考になります。

例えば、ウェブで連載記事を書いているのですが、受け手に対して、疑問の提示(伝えたいメッセージに言い換えられますが)を行いますし、記事の内容によって色彩(デザイン)を考えたりします。

作家性なるものでは、作り続けていれば、ある程度一貫したものがみえてくる。

それが作家性ではないかと・・・

これからも、とにかく作り続けて、日々を切磋琢磨していきたいと思いました。
Posted by いぶすきー at 12:21 読書コメント(0)
2010年09月14日

ソラニン




『ソラニン』 監督:三木孝浩

浅野いにお原作の漫画作品を映画化。

いやー、原作の大ファンなので、とても楽しみでした。

社会人2年目の井上芽衣子は、将来に希望を感じられず、同棲相手の種田の勧めもあってOLを辞め、預金生活に入る。
種田は大学時代のバンド仲間である加藤、山田と定期的に会いながら、アルバイトの合間を縫ってバンド活動を細々と続けていた。
喧嘩し、互いに励ましあいながら、先の見えない生活を続けていく井上と種田。



ある日、種田はふとしたきっかけから再びバンド活動に熱を入れることを決め、加藤、山田に声をかけ、自身の持ち曲である「ソラニン」をレコーディングする。



2005年から2006年まで『週刊ヤングサンデー』にて連載され、単行本は全2巻。

単行本の売り上げは50万部を超えています。

浅野いにおさんの漫画は本当に好きで、初めて読んだ時は衝撃でした。

こんな世界観を描ける漫画家がいたのか!と、モラトリアム真っ盛りの青年にとっては胸をうちました。

2009年春にアスミック・エース制作、三木孝浩監督、宮崎あおいと高良健吾のダブル主演で実写映画化されることが発表され、大きな話題となりました。

おお、IMJエンタテイメント・・・!期待が高まりましたね。

監督にも要注目でした。

監督は早稲田大学卒業後、1998年にソニー・ミュージックに入社。

多数のミュージックビデオを手掛け、2006年に独立。

受賞歴に関しては早稲田インディーズフィルムフェスティバル グランプリ(自主映画『青空』)があり、MTV Video Music Awards Japan 2005 最優秀ビデオ賞(ORANGE RANGE「ロコローション」)があります。

ミュージックビデオを多数手掛けた経験から、音と映像の組み合わせが抜群によかったです。

映像の色彩バランスもよく、音楽のPVを繋ぎあわせたような印象を受けます。

その傍ら、8ミリによって撮られた、いつか流れていたはずの過去の思い出が冒頭から始まり、監督の手腕がうかがえました。

そして、何より注目したいのが音楽とキャスト陣。

まずは音楽から。



作中に歌詞のみ登場する楽曲「ソラニン」は、新たにASIAN KUNG-FU GENERATIONがメロディをつけ、宮崎あおい、高良健吾に提供。

エンディングテーマには、以前ASIAN KUNG-FU GENERATIONが制作した楽曲「ムスタング」のリミックス・バージョン「ムスタング(mix for 芽衣子)」が使用された。



また、劇中音楽はストレイテナーのVo.であるホリエアツシのソロプロジェクト「ent」が担当した。

音楽がとにかくかっこいい!というのが鑑賞後の感想ですね。

すいません、加えて、スタイリストの梶雄太氏のコーディネートもよかった。

特に、主演の芽衣子と種田の心境の変化や独特のユルさは、原作漫画と実写との間に生じた差異を、ファッションという記号で巧く補えていたのでないかと思います。

マニアックな話になるかもしれませんが、しばらくの間、2人がゆるく過ごす日常は、時間の変化の中で最も難しい点ではなかったのではないかと思います。

特に、大学時代と現在(卒業後2年後)との時間の変化は、ファッションという表層的な部分が一番わかりやすい。

種田が大学時代初期に、ニルヴァーナのTシャツを着ている辺りが、軽音部入りたてのイメージにぴったりだった。

あと、鮎川のコーディネートは最高。あのミリタリージャケットに縞々のタイツ、音楽系の香りが漂っていました(笑)

そして、やはり漫画原作の実写化において、おそらく最大公約数的に重要なポイントはキャストではないでしょうか。



単刀直入にいえば、よかったのではないでしょうか。


と、言いつつ、つらつらと感想を書いていきます。

もうこれは、半分好みの問題かと思います(笑)

キャスト
井上芽衣子:宮崎あおい
種田成男:高良健吾

主演2人に関しては、ベストだったのではないでしょうか。
宮崎あおいがギター経験がなかったことが、功を奏してよかった。
それでも、芽衣子のダメ女ぶりというか、その辺りが微妙に合わなかった。
宮崎あおいはどう見てもいい子ちゃんで、美人でかわいすぎる(笑)
あの原作から漂う、ダメ女の中にある、美人じゃないけどかわいい感じが・・・。
かわいい子をかわいく見せないことは、なかなか難しいのではないかと感じました。
セリフがちょっと無茶すぎるので、どうしても言わされている感が否めない!
というのが、原作尊重派の意見になるような気がします(笑)

山田二郎(ビリー):桐谷健太
加藤賢一:近藤洋一(サンボマスター)

脇を固める2人は好演でした。
桐谷健太はもう少し痩せて、不健康だったらよかったかもしれないですね(笑)
近藤洋一がハマりすぎてよかったです。

小谷アイ:伊藤歩

アイちゃんの伊藤歩は鳥肌モノ。やっぱり天才なんだなぁと、岩井作品から思い続けています。
原作のキャラクターをそのまま写し出したかのような演技・・・。

冴木隆太郎:ARATA

なぜARATA?と思った方も多いはず。原作の冴木は色黒なのに(笑)
ストーリーを忠実に描ききったがゆえの弊害かもしれません。
脇役の再現度が微妙なのは、演出なのかどうでしょうか。

大橋:永山絢斗

これはちょっと厳しいですね。原作の大橋はもっと冴えないピュアな青年。
イケメンすぎる(笑)

鮎川律子:岩田さゆり

これまた、鮎川が美人すぎる(笑)
大学デビューぶりを落とし込まなかったのは尺の問題なのでしょうか。
個人的にこのエピソードも描いて欲しかったのは欲張りでしょうかね。

芽衣子の母:美保純
種田の父:財津和夫

母、ええ!美人(笑)
と思った方もいるはず。
父親は好演でしたね。
明太子を食べるシーンがなかったのと、持って帰る荷物少な!
と突っ込みを入れた方はいるのやら・・・

なんだ、今日はマニアックで口うるさい感じですか?

好きなので許して下さい(笑)

原作の実写化が難しい中、よく描き切ったなぁと思いました。

映画のヒットを機に、浅野いにお作品がたくさんの方に読まれることも願っています。



Posted by いぶすきー at 12:55 映画コメント(2)
2010年09月13日

Angel Beats! エンジェルビーツ



『Angel Beats!』 監督:岸誠二

死後の世界の学園を舞台にした青春ドラマ。

通常なら死ぬような行動を取っても、死なないという特殊な設定になっています。

テストや球技大会・学食での食事などの日常的で平和な学園生活と、銃火器や刀剣を用いて天使と戦う非日常的な生活、そして登場人物の送った生前の理不尽な人生、この三者が同時に描かれています。


【ストーリー】

森に囲まれた丘陵地にある天上学園は生徒総数2000名を越える全寮制の学校。

一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。

現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。

しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。

生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。

今春放映されたので、ちょっと遅い紹介となってしまいました。

放映前から広告の力の入れ方が凄かったのが印象的でした。

YOUTUBEや制作サイドにスポットを当て、ファンを巻き込んだ試写会イベント・・・

さすが某大手代理店だなぁと感心していました。


5月8日に毎日放送で放送されたTVアニメ『Angel Beats!』第6話が、4.9%の高視聴率を記録した。


『Angel Beats!』第6話が毎日放送で高視聴率を記録!
http://news.dengeki.com/elem/000/000/260/260557/

数字として結果が出ているというのはいいですね。

今回は少し別の視点からつらつらと書いていこうと思います。

実は、先日ウェブのデザインの元ネタに、本作の次回予告を参考しました。



次回予告のデザインがスタイリッシュでかっこいい!と以前より気に入っていました。

作品によって、次回予告の作り方が違うところも見所ですね。

このように、アニメのデザインイメージから、別のクリエイティブに繋がることもあったりします。

次に、アニメーションスタジオが、富山県にあるという点でも、地方で働く身にとっては大いに参考になることがあります。以下は、代表のインタビューより、個人的に気になった点の抜粋です。

データはサーバ経由でやりとりできますし、絵素材を入れたカット袋は一括して搬送することが多いので、管理はしやすく、搬送のタイムロスはそれほどでもありません。また、遠距離の打ち合わせはWebカメラを使って、相手の顔を見ながらしたりもしています。

富山でアニメの制作スタジオを設立するというウチの試みを自治体や地元の方々もおもしろがってくださって、いろいろと便宜を図っていただけています。本社は、もともと公立病院だったところを起業者向けに改装した建物に入居させてもらっていますし、その近くに借りたP-5 studioは、農協の建物ですが、市町村合併にともない支店が統合されたことで空いたフロアーを、破格の家賃で借りることができたんです。

多くのスタッフが同じ部屋で作業ができれば、刺激的で有益な情報に接する機会も多いし、いい意味での競争意識も生まれやすい。

演出や作画監督も、ちょっとしたコミュニケーションをとりやすい。

作業効率を上げつつ、みんなで参加意識をもって1つの作品を作り上げる

手間がかかるカットを担当したスタッフには、それに応じた報酬を支払っています。


電撃オンライン
『Angel Beats!』のピーエーワークスが目指す未来とは? 堀川取締役を直撃
http://news.dengeki.com/elem/000/000/231/231407/

着目すべきは、地方であるというデメリットを、技術の進歩と労働環境の構造改革によってブレイクスルーした点でしょうか。

特に、コミュニケーションベースで考えていくならば、”参加意識”という言葉が印象的です。

やはり、仕事をしている上で、開発の立場にとって、自分自身のタスクがいかにパフォーマンスに影響を与えているか、というのはとても重要です。

アニメや映画を通じて、こういった学びや気付きを書けていけたらと思います。
Posted by いぶすきー at 13:13 アニメ(TVシリーズ)コメント(2)
2010年09月08日

花屋の店先で






花屋の店先に並んだ、色んな花をみていました。

とは、有名なヒット曲のようなことをしていました(笑)

いつも店の前を通っては、綺麗な花がたくさんあるなぁと眺めていました。

なんとなくカメラを取り出していると、お店の人がやってきて

「せっかくだから、これも撮ってonpu2

と声をかけていただきました。



こちらは、Habenaria radiata「さぎそう (鷺草)」と呼ばれる花です。

7月から8月ごろ、茎の先に白い花を数個咲かせ、下の花弁は、サギが翼を広げたかたちに見えます。

兵庫県の姫路産だそうです。



春先に撮影した王子公園のサクラです。

この日は会社のお花見で訪れたのを覚えています。

花をみて、いいなぁと感じられる気持ちをいつまでも持ち続けたいものですね。
Posted by いぶすきー at 12:18 撮影日記コメント(0)
2010年09月05日

サイタマノラッパー






埼玉県北部の田舎町を舞台に、不器用にラッパーを目指す青年たちを描いたどこか哀しくやがて可笑しい青春映画。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009オフシアター・コンペティション部門グランプリ受賞、第13回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭NETPAC AWARD(最優秀アジア映画賞)受賞。

渋谷ユーロスペースで3日間の満員立見を記録、池袋シネマ・ロサ初日レイトショー歴代動員記録1位。


レコード屋もライブハウスもないサイタマ県のフクヤ市。そんな田舎街に暮らすヒップホップグループ“SHO-GUNG”のメンバーたちは、自分たちの曲でライブをすることを夢見ていた。

メンバーで、仕事もなく毎日ぶらぶらしているニートのラッパーIKKUは、いつか世界的なラッパーになりたいと思っている。



そんなある日、東京でAV女優として活躍していた高校の同級生の千夏が帰ってきた。その時から、メンバー間にすれ違いが起きてしまう。


これはとてもおもしろかったですkirakria2

ヒップホップが好きな方、インディースが好きな方、そして、地方に暮らす方にはおすすめ。

僕はすべての条件を満たしているのでどストライクでした(笑)

TBSラジオ「ライムスター宇多丸のシネマランキング2009」ベスト1位

封切りから1年以上経つ今もヒットが続いているインディペンデント映画の金字塔となっています。


全編ほぼ1シーン1カットでの撮影され、随所に挿入されるラップ、HIPHOPサウンド、乾いた映像が特徴的でした。

内容として、埼玉という田舎でラッパーを目指す若者を描くわけですが、本当にどうしようもないくらい”ダメ”なんです。恋心を寄せていたヒロインとのバランスもよかったです。

さらに、ヒップホップという観点からも見ごたえのある内容でした。

要するに、今はB-Boyの格好だけが受け継がれてしまってヒップホップの本質が抜けてしまっているという現象が起きているわけでしょ。真似でしかないし、初期衝動を忘れてしまった。『SR サイタマノラッパー』について言えば、まさにその現象を描くことが、逆説的にイノベーションに繋がっている。「こんな真似事ばっかりしていたら俺たちダメじゃん」と考えるきっかけにもなる。


http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/09/04/srapper/001.html

【対談】いとうせいこうvs入江悠 映画『SR サイタマノラッパー』を語り尽くす!より

とは、監督といとうせいこうの対談ですが、実に的を射ているなぁ、と。

ヒップホップ文化を、観客は映画という第三者の立場から鑑賞し、文化の本質を考える場所となりました。

また、それを日本のサイタマという田舎を舞台に、実にコミカルに作ったという点で大いに評価できるところかと思います。

ビール片手に、音楽好きの友人と観てみたいところですface01

Posted by いぶすきー at 07:57 映画コメント(0)
2010年09月03日

BANDAGE バンデイジ





1990年代のバンドブームを背景に、メジャーデビューを目指すバンドメンバーの友情や確執、恋愛を描く音楽青春ムービー。




1990年代、日本の音楽業界を空前の「バンドブーム」が吹き荒れていた。

たくさんのバンドがデビューしては、次々に消えて行く。

そんなバンドブームの渦中に、LANDS(ランズ)というバンドを組む若者たちがいた。



アサコ(北乃きい)とミハル(杏)は都内の高校に通う普通の女子高生。

ミハルが高校をやめることになった日に、アサコはLANDSのCDをもらう。

天才的な音楽センスを持つユキヤ(高良健吾)に惹かれLANDSのファンになったアサコ。

ミハルとともに行ったライブで2人はLANDSの楽屋に忍び込む。

そこで、アサコはボーカルのナツ(赤西仁)、リュージ(金子ノブアキ)、ケンジ(笠原秀幸)たちと出会う。

アサコのことを気に入ったナツは、アサコを連れてLANDSの練習スタジオへ。

そこには音楽に全てを注ぎ込むユキヤやアルミ(柴本幸)らの姿があった。



憧れのLANDSの練習を見学できて喜ぶアサコだが、マネージャーのユカリ(伊藤歩)にスタジオから追い出されてしまう。

それでもアサコのことが気になるナツは、2人の仲を取り持つために、体調を崩したユカリの部屋にアサコを向かわせる。



ユカリを介抱したことをきっかけに、アサコはマネージャーとしてLANDSに深く関わっていく――。



『ハルフウェイ』でも組んでいた、小林武史と岩井俊二が、今度は監督・脚本家としてタッグを組んでいます。

相変わらずの長回しに、手持ちカメラの演出がにくい。

小林武史の音楽センスも、業界の第一線を生きてきた経験から来るリアリティがすごい。

赤西仁、北乃きい、高良健吾、柴本幸、金子ノブアキ、笠原秀幸、杏、伊藤歩と役者がとにかく豪華kirakria2

岩井俊二は役者のいいところを存分に引き出していました。

個人的に、等身大の女子高生像を演じきった北乃きいと、ミュージシャンをあきらめ、マネージャーという仕事に就いた伊藤歩の演技がすごくよかったと思います。

北乃きいは、あくまでバンドのファンという一定の距離感を保ちながら、将来へと進んでいき、成長する姿に惹かれました。主演にして大正解。

伊藤歩の、過去のある現在の姿を演じる力はすごい。ラストシーンで、どこか夢を断ち切れない想いに胸をうたれました。

音楽が好きなら、一度は観ておいてもいい作品です。

Posted by いぶすきー at 12:36 映画コメント(0)
2010年08月17日

瀬戸内国際芸術祭~直島、犬島



8月15、16日に、瀬戸内国際芸術祭に行ってきましたface01

※瀬戸内国際芸術祭とはhappa
香川県の直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、高松港周辺、岡山県の犬島を会場に、7月19日から10月31日まで開催。現代アートや島の伝統行事を介した88のプログラムで瀬戸内海の魅力を世界に発信し、地域の活性化を図る。

神戸在住の僕は、三ノ宮からフェリーで高松へ向かい、そこから直島を目指しました。


ジャンボフェリーはお手ごろ価格で、高松まで往復2,990円の運賃で行くことができます。

深夜の0:55発に乗り、 5:00に高松に到着。

高松から8:12発に乗り、9時過ぎに到着しました。

今回は、会場となる7つの島を巡る航路を2日間乗り放題できる「芸術祭フリー乗船券」を購入。

価格は中学生以上が3500円、小学生が1750円(その他無料)。有効期限は、利用した初日と翌日の2日間です。

直島へは、基本的に車の乗り入れはしない方が静かでいいと思います。加えて、直島以外の島へは、車の乗り入れができない場合が多いです。



早速、直島に到着。草間彌生のオブジェがお出迎え。

島では、レンタルサイクルを利用しました。会期中、ピークになると利用が殺到するため、事前の予約をおすすめします。1日500円なので、お得かと思います。



今回のコースは家プロジェクト、ベネッセアートサイト直島、海岸沿いのオブジェ、直島銭湯「I♥湯」に行きました。朝の9時から昼の3時でこれだけまわれます。地中美術館はかなり混んでいて、整理券をとっても数時間待ちの状態でした。人気スポットは、落ち着いた時期に、来るのがいいですね。

個人的に、一番好きなのは、宮島達男さんによる家プロジェクト第 1弾の「角屋(かどや)」。

これを創るに当たって町民125人を公募し、作品を構成する125個のディジタル・カウンターの明滅速度を一人一人にセッティングしてもらい、地域住民参加という手法を取ることで、現代アートという異質なものが保守的な土地に入って来ることに対する町民の反感、抵抗を払拭したといわれています。

なんというか、それぞれ、色んなスピードで刻まれていくデジタルカウンター=時間は、落ち着きと焦燥感という対照的な感覚を抱きました。

人って、それぞれ過ぎていく時間のスピードって違うように思うのですが、それぞれ違ったペースでいいんだなぁという安心感と、違う誰かは物凄い速さで進んでいくのかなぁと感じました。



時間も違えば、観るものも違うのかもしれません。
例えば、僕はこんな路地の隙間が大好きです。
水に日差しが反射した瞬間、説明しずらいですが、いいなぁと思います。

さて、直島を後にして、次に向かったのが犬島。



1909年(明治42年)から1919年(大正8年)まで島の東南部で銅の精錬を行っていました。



精錬所付近を使った恒久的なアートワークの設置を柳幸典と共に10年前から計画。
2008年(平成20年)4月「犬島アートプロジェクト“精錬所”」が開館しています。

1984年に放送されたテレビドラマ『さよなら西部警察』のロケ地としても使われ、映画「鉄人28号」のロケ地にもなっています。新長田とも繋がりがありますね。

島自体に歴史があり、花崗岩(犬島みかげ)の産出でも知られています。





縁あって、石についてもいろいろと知ることができました。

●犬島「家プロジェクト」







犬島「家プロジェクト」は、犬島の集落の中に展開するプロジェクトです。
アートディレクター・長谷川祐子、建築家・妹島和世が島の風景を変容・活性化させる3つのギャラリーと「中の谷東屋」を展開し、アーティスト・柳幸典の作品とともに公開しています。

F邸 「山の神と電飾ヒノマルと両翼の鏡の坪庭」、S邸 「蜘蛛の網の庭」、I邸 「眼のある花畑」があり、ペースにもよりますが、全て歩いて1時間程あれば周れます。 

いやしかし、今回の旅で、一番印象的だったのは犬島でしたface01



この日、無計画に旅を進めていたので、泊まるところを全然考えず、とりあえず寝袋だけ持って出掛けました。

夕方頃、たまたま入った商店のお母さんと仲良くなり、泊めていただけることになりました。
田舎に泊まろう!というテレビ番組がありますが、まさに地でいく感じです(笑)

そして、実はこの方、犬島再発見の会代表の在本桂子さんだったのです。

犬島婦人防火クラブ会長、犬島婦人会事務局、犬島再発見の会代表として島内を訪れた人たちに島の魅力を伝えています。



突然の訪問にも関わらず、お父さんに息子さん、とても優しくしていただきました。

旅の出会いは心が躍るように素敵です。
お宅にお邪魔して、島の名物でもある「ママカリ」をいただきました。
ママカリは、ママ(ご飯)があまりにすすみ、隣の家に借りにいきたくなったことからママカリという名前になったのが由来のようです。

島の昔のお話や歴史を残されていて、島がテレビに映った映像もみせていただきました。

「現代アートってのは、なんだ、わかるか?」

「わしにはよくわからん!がはははは(笑)」

これは書いてもいいのだろうか(笑)

でも・・・

「でも、わかる人にはわかるんだろうなぁ」

「人それぞれ、見方があっていいと思います」

「そうか、いいこと言うな!がははははは」

家では、ざっくばらんなトークで大いに盛り上がりました。

現代アートなんてものが突然家の近くに出来て、さぞ戸惑ったはずでは?と思っていたのですが、そのわだかまりが少しだけなくなりました。

わかる、わからないはひとまず置いておき、それでも、わかる人がいるということ。
たとえ自分がわからないものであっても、受け入れる懐の大きさをお父さんから学びました。

翌日、午前中にお店のお手伝いをしました。一宿一飯の恩義というやつです。



店先で、いきなりの接客。なんとか力になりたいと笑顔で元気よくやりました。
意外にも評判がよく(?)、ビールも数十本ほど、焼きそばに、ドリンクやアイスもたくさん売れていきました。

「ほう、いいね。接客の心得がある」

「よし、バイト代を出してやらんとな」

と、お父さんが褒めてくれて、とっても嬉しかったです。

お土産に焼きうどんとお茶の缶をいただきました。
短い時間でしたが、一生懸命働いた後に食べた味が格別でした。

島はのどかで開放的でとてもよかったです。





遊びにきていた子どもたちもこんなに元気onpu

次の日は、豊島を自転車で夕方までこぎ続きました。夕日がとても綺麗でした。



誘ってくれた後輩の武田、本当にお疲れ様。ありがとう。

また行きたい、島には戻りたくなる場所があります。
在本さん、本当にありがとうございました。

Life is Journey 旅の出会いに感謝して


Posted by いぶすきー at 09:10 Life is Journeyコメント(5)
2010年08月08日

ロハスフェスタに行ってきました^^



ロハスフェスタin万博公園

[日程] 2010年8月7日(土)・8日(日)
[時間] 12時~21時
[会場] 万博公園(大阪)東の広場

大学の後輩と一緒に、ロハスフェスタ行ってきましたicon12

以前から一度行きたいなぁと思っていたので、行けてよかったですface01

万博公園自体も初めて行って、まずは雄大に聳え立つ太陽の塔をみました。



東京の岡本太郎の岡本太郎美術館には行ったことがあるので、こちらも行きたいなぁと思っていたのです。

生でみる太陽の塔は圧巻の一言。

大阪万博のテーマは人類の進歩と調和。

この塔に込めたのは、文明の発達や進歩の中で、人々の生活も豊かになるのに反比例し、心がどんどん不自由になり貧しくなっていく現代社会への、彼なりのアンチテーゼであったといわれています。

さて、早速ロハスフェスタ会場へと入り、受付でバッチをもらいます。



フェスのキャラクターであるロハッチが書かれています。

会場内は、お天気に恵まれ、芝生の上に開放された素敵なお店がたくさん並んでいました。



手作りの温もりが伝わってきて、お店の方と直にコミュニケーションができるのがいいですね。

さらに、会場では、3R→Reduce(リデュース=ごみを出さない)、Reuse(リユース=再使用する)、Recycle(リサイクル=再資源化する)が実施されています。

使い捨てになっていたお皿やコップなどを洗ってまた使えるプラスチックの食器を使います。

お皿を返すと、100円が戻ってきます。

加えて、マイボトルを持参すれば、美味しいお水が500mlまで100円。



ロハスフェスタでは、「身近なコトからおしゃれにエコを実践」がテーマ。

そもそも、「ロハス」とはLifestyle of health and sustainabilityという英語の頭文字をとった略語で「Lohas」「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」のことです。

 

日々の暮らしの中で 「安ければいい」「便利がいちばん」といった考え方ではなく、こだわりを持って心豊かに暮らすこと。少し自分やまわりの大切な人たち の健康や地球環境のことを考えていろいろなモノ・コトを「選ぶ」ということに心がけるのがポイントです。

ロハスフェスタHPより

ついつい忙しい日々の中で、見過ごしてきたものに気付かされた気がします。

難しいことは考えずに、純粋にオーガニックの果実や食材はとってもおいしい。

手作りの温もりは肌触りもよく、とても気持ちがいい。

そして、参加して、おうちで実践することが大切ですね。

というわけで、自宅(三田)に戻ってから、久しぶりに産直市場へ行ってきました。

産直市場では、通常スーパーなどでは”規格”上出回ることのない野菜や無農薬野菜が売っています。

特に、地元兵庫県産の野菜は格別。



ちょうど親父が帰ってきていたので、久しぶりに料理をふるまうことに。

今日は、無農薬水菜、オクラ、兵庫但馬のしめじ、納豆を使った和風パスタを作りました。

おはしで食べられる和風パスタ。

自分で作ったものはやっぱりおいしい。

夏の疲れたカラダにビールもよく合います。

食べた後にぐうぐう寝る親父。

なんとなく幸せな気分です。

また11月にもあるようなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうかhatena

Posted by いぶすきー at 21:53 日記コメント(0)
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プロフィール
いぶすきー
いぶすきー
【自己紹介】はじめまして、いぶすきー(指宿)といいます。神戸で、WEB関係の会社でディレクター兼カメラマンとして働いています。愛知県、三重県、富山県、京都、神戸と各地を転々としています。

【趣味】映画・漫画・アニメ・読書・旅行です。
自転車で北海道から富士山を縦断したことがあります。

おもしろいものを広めていきたいと思い始めました。
皆さん、どうぞよろしくお願いします^^

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