2010年07月08日
落合監督は嫌いですか?

友人がレビューブログを始めたので、紹介します


なぜ日本人は落合博満が嫌いか? テリー伊藤・著
落合博満が好きなら読め。
嫌いなら絶対読め。嫌うのはそれからだ。
非常に挑戦的なタイトルである。
私は落合博満という人間を野球人として尊敬しているし、彼にはいわゆる『信者』も多い。その反面、タイトルの通り嫌っている人が多いのも事実だ(実際、私の祖母も嫌いだと言っていた)。
著者は演出家でもあり、タレントとしてもお馴染みのテリー伊藤氏。ちなみにジャイアンツファン、長嶋茂雄信者としても有名だ。
私ははっきり言ってテリー伊藤が好きではない。過去に「ネットをやるとバカになる。想像力が低下し、感性が乏しくなり、離婚も増える」というトンデモ理論を展開するなど、自分の勝手なイメージが全て正しいと思いこみ、吹聴するケースが多々見受けられるからだ。
本書でも彼のその悪癖が数箇所に見られる。〝親からして好き勝手な暮らしをしている核家族で子どもは個室を与えられ、ぬくぬくと育てられて弱体化した日本人に、ぜひこのブルペンを見せて上げたい(50頁より引用)〟は落合が導入した10人同時に投球練習が可能なブルペンのことを述べている箇所の最後だが、明確なデータも理由も述べられていない以上、テリー伊藤の勝手な思い込みにすぎないし、そもそもここで批判する対象ではないだろう。
しかしこの本には賛辞を贈らざるをえない。テリー伊藤の思想や文筆家としての能力はともかく『落合博満ウォッチャー』としては大変優秀と言わざるをえない。
本書は、まず第一章でテリー伊藤が落合を賞賛する理由を、二章で落合の手腕がいかに優秀かを述べ、そして三章で日本人はなぜ落合が嫌いかという理由をテリーなりに分析し、四章で『落合力』(筆者の造語)の素晴らしさを説くという構造になっている。
落合のように結果を出せる人間になるには、因習や周りの評判に捕らわれず、自分の正しいと思ったことをやりぬく力――『落合力』が不可欠で、今の日本にはこの力が必要だと。
最後に落合博満という人間を象徴する一文を紹介する。本書の中で唯一太字になっているワンフレーズだ。
〝(なぜ好かれるような行動をとらないのかという疑問に対し)落合は嫌われることを恐れないからだ(34ページより引用)〟
http://ramborocky.blog118.fc2.com/?no=5
五打数三安打本文より
野球好きの彼なりの論考は一見の価値があります。
TVだけではなく、様々な視点からの分析は
ニュースをみる視点
にきっと役に立つかと思います

これからの更新が楽しみです

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