2010年09月03日
BANDAGE バンデイジ

1990年代のバンドブームを背景に、メジャーデビューを目指すバンドメンバーの友情や確執、恋愛を描く音楽青春ムービー。

1990年代、日本の音楽業界を空前の「バンドブーム」が吹き荒れていた。
たくさんのバンドがデビューしては、次々に消えて行く。
そんなバンドブームの渦中に、LANDS(ランズ)というバンドを組む若者たちがいた。

アサコ(北乃きい)とミハル(杏)は都内の高校に通う普通の女子高生。
ミハルが高校をやめることになった日に、アサコはLANDSのCDをもらう。
天才的な音楽センスを持つユキヤ(高良健吾)に惹かれLANDSのファンになったアサコ。
ミハルとともに行ったライブで2人はLANDSの楽屋に忍び込む。
そこで、アサコはボーカルのナツ(赤西仁)、リュージ(金子ノブアキ)、ケンジ(笠原秀幸)たちと出会う。
アサコのことを気に入ったナツは、アサコを連れてLANDSの練習スタジオへ。
そこには音楽に全てを注ぎ込むユキヤやアルミ(柴本幸)らの姿があった。

憧れのLANDSの練習を見学できて喜ぶアサコだが、マネージャーのユカリ(伊藤歩)にスタジオから追い出されてしまう。
それでもアサコのことが気になるナツは、2人の仲を取り持つために、体調を崩したユカリの部屋にアサコを向かわせる。

ユカリを介抱したことをきっかけに、アサコはマネージャーとしてLANDSに深く関わっていく――。
『ハルフウェイ』でも組んでいた、小林武史と岩井俊二が、今度は監督・脚本家としてタッグを組んでいます。
相変わらずの長回しに、手持ちカメラの演出がにくい。
小林武史の音楽センスも、業界の第一線を生きてきた経験から来るリアリティがすごい。
赤西仁、北乃きい、高良健吾、柴本幸、金子ノブアキ、笠原秀幸、杏、伊藤歩と役者がとにかく豪華

岩井俊二は役者のいいところを存分に引き出していました。
個人的に、等身大の女子高生像を演じきった北乃きいと、ミュージシャンをあきらめ、マネージャーという仕事に就いた伊藤歩の演技がすごくよかったと思います。
北乃きいは、あくまでバンドのファンという一定の距離感を保ちながら、将来へと進んでいき、成長する姿に惹かれました。主演にして大正解。
伊藤歩の、過去のある現在の姿を演じる力はすごい。ラストシーンで、どこか夢を断ち切れない想いに胸をうたれました。
音楽が好きなら、一度は観ておいてもいい作品です。
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