2010年06月24日
EX MACHINA -エクスマキナ-
「世界が終わっても 、お前を守ってみせる」

「EX MACHINA -エクスマキナ-」 監督:荒牧伸志
ここで、皆さんに質問です。
遠い未来、クローン技術が普及した社会における仮定の話。
顔面を含めた体のほとんどが機械になってしまったオリジナル彼氏
見た目は彼氏、でも中身は100%生身のクローン
が同時に存在したとしたら、
あなたはどちらを選びますか
うーん、僕は・・・見た目よりも中身ですかねー?
いや、でも、機械だと肌の温もりとかなさそうですよね。
やはり、心が大事なのかと・・・
なんていうことを考えてしまいます
『APPLESEED アップルシード』(04年、日)の続編で、荒牧伸志監督と原作者の士郎正宗が再び手を組んで作り上げた、HD(高密度)アニメーション。
前作から7年後の西暦2138年、中立都市オリュンポスでは人間、サイボーグ、そしてバイオロイド(クローン)が共存していたが、いまだテロリズムを根絶するにはいたっていなかった。

ヒロインのデュナン(声:小林愛)は、最新鋭のサイボーグであり恋人のブリアレオス(声:山寺宏一)と特殊部隊ES.W.A.T.でコンビを組み、治安維持にあたっていた。

ところがある日、新パートナーのテレウス(声:岸祐二)の顔をみてデュナンは激しく動揺する。

彼は人間だったころのブリアレオスの遺伝子から作られたバイオロイドだったのだ・・・

本作の前編である劇場版『APPLESEED』は、フル3Dライブアニメという表現手法をもって初めて映像化した作品。
3Dライブアニメとは3DCGをセルアニメのような画風に変換するトゥーンシェーダーと、登場人物のリアルな動きを可能とするモーションキャプチャ技術を融合させた手法を示す造語です。

セルアニメに近い画風でありながら、従来のアニメーションと比べ、自由なカメラワークやよりリアルな動きが表現でき、映画作品に向いていると言われています。
確かに、アクションシーンは実写映画さながらの躍動感でした!
戦闘シーンのカメラワークがすごくかっこいい、ハリウッドっぽい印象を受けます。
それもそのはず、プロデューサーは『フェイス/オフ』や『M:i:2』等を監督したジョン・ウーが担当。
やはり、海外の描き方って色濃く出るもんなんですねー。
そしてそして!
音楽監修を細野晴臣が担当。
元YMOの三人(細野、坂本龍一、高橋幸宏)がHASYMO名義で書き下ろしたメインテーマ『RESCUE』が話題を呼びました。
その他、テイ・トウワ、コーネリアス、m-flo、rei harakamiなどが名を連ねています。
音楽好きならテンションあがりっぱなしです
特に、近未来をイメージしたテクノサウンドがアツいです。
個人的に、rei harakamiの音楽が好きなので、こちらもおすすめ。
そしてそしてそして!!(もう少しお付き合いください笑)
PRADAのデザイナーがデュナンの衣装を担当。
ミウッチャが今回デザインした衣裳は2パターン。
スタッズ付きのアーミーブーツや、ファーのポケットつきのミニドレス風コート、エルボーパッド、異素材の切替がみせるコントラストなど、キャラクターの個性を活かしたミウッチャらしい遊び心溢れるデザインが目を引きました。


ミウッチャは
「タフでありながらもセクシーな女性像を表現した」
と説明しています。
いやー、パーティの時の衣装は衝撃的でした
全体を通じて、ストーリーや人間描写にもう少し工夫があってもいいかなぁとは思いましたが
ジャパニメーション(日本文化)と海外の文化が融合したなぁという感想です。
主題となった、”争いは個体差にある”という命題もよかったです。
その価値観を、日本だけでなく、世界と共同しながら進めたこと。
本作の評価はまさにここにあります。
言語の違い、肌の違い、考え方の違い、文化の違い・・・
様々な違いを、議論を続けることで進歩してきたとしたら
その選択は間違ってなかったと信じたいものです。
しっかりと前を向いて、未来を作っていく。
そんなことを考えた、ジャパニメーション日和でした

「EX MACHINA -エクスマキナ-」 監督:荒牧伸志
ここで、皆さんに質問です。
遠い未来、クローン技術が普及した社会における仮定の話。
顔面を含めた体のほとんどが機械になってしまったオリジナル彼氏
見た目は彼氏、でも中身は100%生身のクローン
が同時に存在したとしたら、
あなたはどちらを選びますか

うーん、僕は・・・見た目よりも中身ですかねー?
いや、でも、機械だと肌の温もりとかなさそうですよね。
やはり、心が大事なのかと・・・
なんていうことを考えてしまいます

『APPLESEED アップルシード』(04年、日)の続編で、荒牧伸志監督と原作者の士郎正宗が再び手を組んで作り上げた、HD(高密度)アニメーション。
前作から7年後の西暦2138年、中立都市オリュンポスでは人間、サイボーグ、そしてバイオロイド(クローン)が共存していたが、いまだテロリズムを根絶するにはいたっていなかった。

ヒロインのデュナン(声:小林愛)は、最新鋭のサイボーグであり恋人のブリアレオス(声:山寺宏一)と特殊部隊ES.W.A.T.でコンビを組み、治安維持にあたっていた。

ところがある日、新パートナーのテレウス(声:岸祐二)の顔をみてデュナンは激しく動揺する。

彼は人間だったころのブリアレオスの遺伝子から作られたバイオロイドだったのだ・・・

本作の前編である劇場版『APPLESEED』は、フル3Dライブアニメという表現手法をもって初めて映像化した作品。
3Dライブアニメとは3DCGをセルアニメのような画風に変換するトゥーンシェーダーと、登場人物のリアルな動きを可能とするモーションキャプチャ技術を融合させた手法を示す造語です。

セルアニメに近い画風でありながら、従来のアニメーションと比べ、自由なカメラワークやよりリアルな動きが表現でき、映画作品に向いていると言われています。
確かに、アクションシーンは実写映画さながらの躍動感でした!
戦闘シーンのカメラワークがすごくかっこいい、ハリウッドっぽい印象を受けます。
それもそのはず、プロデューサーは『フェイス/オフ』や『M:i:2』等を監督したジョン・ウーが担当。
やはり、海外の描き方って色濃く出るもんなんですねー。
そしてそして!
音楽監修を細野晴臣が担当。
元YMOの三人(細野、坂本龍一、高橋幸宏)がHASYMO名義で書き下ろしたメインテーマ『RESCUE』が話題を呼びました。
その他、テイ・トウワ、コーネリアス、m-flo、rei harakamiなどが名を連ねています。
音楽好きならテンションあがりっぱなしです

特に、近未来をイメージしたテクノサウンドがアツいです。
個人的に、rei harakamiの音楽が好きなので、こちらもおすすめ。
そしてそしてそして!!(もう少しお付き合いください笑)
PRADAのデザイナーがデュナンの衣装を担当。
ミウッチャが今回デザインした衣裳は2パターン。
スタッズ付きのアーミーブーツや、ファーのポケットつきのミニドレス風コート、エルボーパッド、異素材の切替がみせるコントラストなど、キャラクターの個性を活かしたミウッチャらしい遊び心溢れるデザインが目を引きました。


ミウッチャは
「タフでありながらもセクシーな女性像を表現した」
と説明しています。
いやー、パーティの時の衣装は衝撃的でした

全体を通じて、ストーリーや人間描写にもう少し工夫があってもいいかなぁとは思いましたが
ジャパニメーション(日本文化)と海外の文化が融合したなぁという感想です。
主題となった、”争いは個体差にある”という命題もよかったです。
その価値観を、日本だけでなく、世界と共同しながら進めたこと。
本作の評価はまさにここにあります。
言語の違い、肌の違い、考え方の違い、文化の違い・・・
様々な違いを、議論を続けることで進歩してきたとしたら
その選択は間違ってなかったと信じたいものです。
しっかりと前を向いて、未来を作っていく。
そんなことを考えた、ジャパニメーション日和でした

Posted by いぶすきー at 13:04
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